こんにちは。
投資を始めた直後に暴落に直面し、毎日動揺しまくっています。
これまでに投資に関する本は何十冊か読んできた中で、最も安全そうな投資手法が「オールウェザーポートフォリオを組むこと」だと、これまで信じてきました。
このオールウェザーポートフォリオは、レイダリオの名言、「現金はゴミ」【Cash is trash?】でも示した通り、株と債券、金、そしてコモディティをバランスよく所有することで、いかなる経済状況でも対応できるように作られました。
レイダリオ 氏は、世界最大のヘッジファンドのブリッジウォーターの創業者であり、2兆円近い資産を保有しています。
名実共に世界最高の投資家の一人であり、今回のコロナの影響を受け、経済や投資について様々なメディアで発信をされています。
2020年4月15日のブルームバーグのインタビューでは、今後の経済状況について以下のように述べられていました。
Investors would be pretty crazy to hold bonds in this period.
(日本語訳: 今債券保有してる投資はちょっとおかしいかも。)
このインタビューを見た時の率直な感想は、
ポーフォリオの55%に米国債券組み込んだ方が良いって言ったん誰やねん!
でした。
ただ、彼が上記のように述べた背景としては、以下のようなことが挙げられます。
ポイント
- 中央銀行がお金を刷りまくっている。
- 利子が過去にないくらい低い、あるいはマイナスの状態。
ついでに、世界恐慌の時(1930~1945年)を引き合いに出し、当時も債券を買うのは全然良くない期間だったよ、と述べられていました。
米国債の実際の状況
本当にそんなに魅力的じゃなくなっているのか確認するために、現在の米国債利回りの状況を見てみました。
アメリカ合衆国財務省のHPで公開されていますが、20年以上債で辛うじて1%を超えるくらいで、30年債でも1.27%程度です。
引用: Daily Treasury Yield Curve Rates
1年前には30年債の金利は3%弱あり、リーマンショックが起きた後の2009年頃は3~4%程度の金利があったことを考えますと、利回りが半分以下になっています。
アメリカのインフレ率が2%程度であることを考えると、現金よりかはマシかもしれませんが、確かにあまり有効的な投資とは言えないように感じます。
また、彼の言葉から"Negative interest rate"という言葉があったように、米国債以外のみではなく世界各国の国債を指しているようにも感じます。
日本の10年債も0.025%と、定期預金に毛の生えた程度の利回りしかありませんし、ドイツの10年債に至っては-0.467%となっています。
じゃあ何を買えばよいか?
上記しましたように、国債は世界各国魅力的な投資では無くなりつつあります。
その一方で、金や株式、あるいはバランスシートが強固な社債などは投資対象として、まだ良いとも述べられています。
コロナの収束が長引きそうな今、今後の景況感は不透明なままであり、もちろん株式相場は誰にも予測できません。
ですので、引き続き超余裕資金で少しずつ、バランス良く、ただし債券の割合は減らしつつ、投資を続けていきたいと思います。
以上です。
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