グロウジェネレーションという株を分析した際にも少し述べましたが、ハイドロポニックスの注目が集まってきています。
ハイドロポニクス(Hydroponics)は水耕栽培と呼ばれており、土を使わず水と液体肥料で植物を育てる方法のことを指します。
「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ」の本の中でも、垂直農法について触れられていたように、食料生産方式が大幅に変わる可能性が秘められています。
こんな方におすすめ
- ハイドロポニックス(水耕栽培)について知りたい方
ハイドロポニックスの市場について
市場の伸びについて
Grand View Researchによりますと、2020年時点でグローバルでのハイドロポニックス市場の大きさは2.1b$と見積もられています。
そして、2021年から2028年にかけては、年平均成長率は19.7%と予想されています。
これは、野菜などの室内栽培の増加によるものと考えられています。
加えて、大麻栽培の需要も急激に高まっていることも寄与しています。
大麻栽培に関しては、アメリカ合衆国の各州のみならずカナダやチェコ、南アフリカ共和国などでも合法化が進んでいる為です。
ハイドロポニックスのメリットとデメリット
ハイドロポニックスのメリット
従来の農場のように大規模な土地を必要としなくなりますので、より消費者の近くで生産できるようになります。
デリバリーの時間が短縮できるようになりますので、て新鮮なものを提供でき、またフードロスの削減にも繋がります。
2025年までに人類の70%以上が都市で暮らすようになると見積もられており、農場で育てた野菜を何千キロも移動されるのは不合理という訳です。
また、完全に屋内での生産になりますと殺虫剤フリーで栽培することが可能になります。
水中で根が育つため、土の中と比べて抵抗が少なくまたダイレクトに栄養を吸収できることから生長効率も良いとされています。
生産に必要な水の量も減りますので、今後予期される水不足の解決にも一役買うことになります。
このように、きちんと管理して栽培することができれば、高品質かつ高い生産性を達成し、社会的課題の解決に寄与ことができます。
ハイドロポニックスのデメリット(課題)
一番の課題は、コストが高いということです。
通常の農法とは異なり、都市部の土地代もかかりますし、LEDや空調などはじめ初期投資の金額が大きくなってしまいます。
スマートテクノロジーを用いる場合には、ランニングコストもかかってしまいます。
清潔度を保ったり、常に水の循環をよくしておく必要がありますので管理の煩雑さということも挙げられます。
ハイドロポニックスのプレーヤー
プレンティ・アンリミテッド
最大手とされているのは、カリフォルニア州に拠点を置く「プレンティ・アンリミテッド」とされています。
200億円以上の資金を集め、各種スマートテクノロジーを駆使し日々生産性の向上を行なっています。
品質の向上のみならず、通常の食品スーパーで売られている野菜のコストも数十%抑えることができるようになっています。
栽培している風景なんて、まるでSF映画みたいですね。
画像引用: プレンティ・アンリミテッド
エアロファームズ
東海岸では、ニュージャージー州ニューアークに「エアロファームズ」という会社があります。
古い工場を改装し、年間90万キログラムもの野菜を生産しています。
空中栽培方式を用いており、AI制御のLED照明により個々の品種に最適な波長の光を当てて生産しています。
こちらでもスマートテクノロジーを用いて栽培されています。
ニュージャージー州以外にも、バージニア州にも拠点があり国外にはUAEのドバイにも拠点を持っています。
画像引用: エアロファームズ
アイアンオックス1)
アイアンオックス社は自動化農業を手がけているシリコンバレーのスタートアップです。
- 栽培しているコンテナを自動で運ぶことができる機械
- 植物を他のトレイに移動できるロボットアーム
を開発しています。
機械のみならず、アイアンノック社自信がグリーンハウスの建築及び野菜の栽培を計画しています。
プライベートカンパニーではありますが、企業価値は年々上がり続けています。
引用: https://forgeglobal.com/iron-ox_stock/
1) https://jp.techcrunch.com/2021/09/28/2021-09-23-robotic-farming-firm-iron-ox-raises-53m/
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以上です。