こんにちは。
今回の記事では新興国株ETFについてまとめました。
こんな方におすすめ
- 新興国株ETFのことが知りたい方
この記事のまとめ
- ETFのパフォーマンスは高くない
- 配当利回りは比較的高い
- 組み入れの大半はアジア
VWO, IEMG, EEM, SCHEは何が違う?
シンボル | VWO | IEMG | EEM | SCHE |
---|---|---|---|---|
会社 | バンガード | ブラックロック | ブラックロック | チャールズシュワブ |
費用 | 0.10% | 0.13% | 0.68% | 0.11% |
配当利回り | 3.87% | 3.83% | 3.35% | 3.95% |
運用額 | $52.0B | $46.9B | $21.0B | $5.6B |
開始日 | 03/04/2005 | 10/18/2012 | 04/07/2003 | 01/14/2010 |
所有数 | 4,180 | 2,506 | 1,263 | 1,419 |
1年リターン | -13.80% | -14.64% | -14.18% | -14.16% |
3年リターン | -0.79% | -0.85% | -0.65% | -0.44% |
5年リターン | -1.06% | -0.84% | -0.91% | -0.70% |
10年リターン | 1.11% | -- | 0.70% | 1.22% |
*2020年6月2日時点でのデータを使用。
引用: Charles Schwabより抜粋(6月2日時点のデータを使用)
ほぼ同じパフォーマンスです。
10年間でほとんど値上がりはしておらず、S&P500インデックスETFと比較すと物足りなく感じてしまいます。
配当利回りは、いずれも3%を超えており、高配当ETFのVYMと同等程度です。
手数料費用に関して、EEMは0.68%と結構高いですが、VWO, IEMG, SCHEは0.1%前後程度となっています。
VWOが最も運用額が多くなっています。
組み入れ銘柄の違いについて
金融と一般消費財、ITがおおよそ上位3つを占めています。
セクター間で若干の違いはありますが、傾向はほぼ同じです。
構成比率 TOP 3 (セクター毎)
- 金融
- 一般消費財
- IT
引用: Charles Schwabより抜粋(6月2日時点のデータを使用)
アジア市場が組み入れ比率の大半を占めています。
ちなみに凡例に日本の名前がありますが、組み入れ比率は0%です。
引用: Charles Schwabより抜粋(6月2日時点のデータを使用)
「新興国」ってどこのこと?
An emerging market economy is the economy of a developing nation that is becoming more engaged with global markets as it grows.
(訳:新興市場経済とは、発展途上国の経済で、成長に伴いグローバル市場との関わりを強めている国の経済のこと。)
2020年5月29日時点での、FTSE 新興国インデックスの構成比率は以下の通り、約半分が中国です。
次いで台湾、インド、ブラジルといずれもIT関連が強い企業が揃っている国が上位を占めています。
引用: FTSE Emerging - FTSE Russell Research Portal
まとめ
トータルリターンとしては、S&P500インデックスETFと比較すると物足りなさは感じます。
ただし、比較的低めの費用で高い配当金を得られますので、ポートフォリオの一部に組み入れても面白いかもしれません。
ETFを調べて、こうして記事を書いていますと、だんだん購入したくなる意欲が強くなってしまいます。。。
以上です。