こんにちは。
今、債券を所有するのはクレイジー?【レイダリオ】では、米国債券について少しネガティブな情報を書きました。
今回の記事では、米国債券ETFを償還期間別にパフォーマンスなどを比較しました。
本記事では、バンガードの債券ETFであるVGLT, VGIT, VGSHの3つのETFを比較対象としました。
こんな方におすすめ
- バンガード米国債券ETFのことが知りたい方
- 償還期間とパフォーマンス
この記事のまとめ
- 償還期間が短いとリターンが小さい
- 償還期間が短いとリスクも小さい
- 手数料はどれも0.05%
あわせて読みたい
VGLTとVGIT, VGSHは何が違う?
ブルームバーグ・バークレイズ米国国債と連動することを目標としていますが、VGLTは10年以上、VGITは3-10年、VGSHは1-3年の償還期間が対象となっています。
ポイント
- VGLT: Vanguard Long Term Treasury Bond
- VGIT: Vanguard Intermediate Term Treasury Bond
- VGSH: Vanguard Short Term Treasury Bond
シンボル | VGLT | VGIT | VGSH |
---|---|---|---|
費用 | 0.05% | 0.05% | 0.05% |
利回り | 1.82% | 1.17% | 0.44% |
運用額 | $6.6B | $13.4B | $17.2B |
開始日 | 2009年11月19日 | 2009年11月19日 | 2009年11月19日 |
平均デュレーション | 17.9 年 | 5.4年 | 2.0年 |
シャープレシオ | 0.77% | 1.03% | 1.35% |
1年リターン | -5.30% | -2.44% | -0.30% |
3年リターン | 10.92% | 4.69% | 2.47% |
5年リターン | 4.52% | 2.22% | 1.53% |
10年リターン | 4.88% | 2.20% | 1.06% |
引用) チャールズシュワブ証券より(2021年11月13日時点)
経費率はいずれも0.05%と超低水準であり、運用開始日はいずれも2009年11月19日となっています。
償還期間が違いますので、リターンが大きく異なっており、VGLT > VGIT > VGSHの順となっています。
もちろん、リスクもそのぶん小さくなっており、VGSHの値動きは非常に小さくなっています。
シャープレシオとしてはVGSHが最も良く、リターンとリスクの比率で言えば最も良い効率が良いと考えられます。
パフォーマンスの比較
先に示した通り、シャープレシオとしてはVGSHが最も良い結果となっています。
取引開始日からの値上がり幅としては、以下のようになっています。
- VGLT: 46.56%
- VGIT: 10.45%
- VGSH: 1.66%
VGLTは値動きが他2つのETFと比較して大きい分、10年後のリターンは大きくなっています。
VGSHに関しては、1.66%しか増加していませんが値動きもその分小さくなっています。
引用: Trading viewより
オールウェザーポートフォリオは長期債券と中期債券
レイダリオ氏推奨のオールウェザーポートフォリオでは、個人の資産配分に債券を組み込むことを推奨されています。
割合としては、長期米国債を40%、中期米国債を15%となっています。
株は債券の3倍リスクが高く、個人の許容度を考えると、かなりディフェンシブ目の方が良いでしょって考え方です。
詳細は、トニーロビンス著の「世界のエリート投資家は何を考えているのか」に書かれています。
以上です。