投資

サラリーマンにおすすめできる唯一の投資方法【全世界株式と現金】

こんにちは。

先日、本ブログを共同で運営している宮台伯馬から、「投資をしたいけどよくわからん」という相談を受けました。

これまで私が学んできた中で、理論的には最も合理的だと思われる投資方法を紹介したいと思います。

こんな方におすすめ

  • 投資を始めたいけど、何に投資すれば良いかわからない方
  • 銘柄の細かい分析ができない方
  • 銘柄の細かい分析をしたくない方
  • 投資に時間をかけたくない方

*あくまで友人にすすめるとしたら?という事を個人的な見解で述べていますので、投資を行う際には自己責任でお願いします。

 

投資を行う具体的なステップ

具体的なステップ

  1. 証券口座を開設して、銀行口座と紐付け
  2. 生活に必要な資金を除いて、証券口座に送金
  3. 全世界株式ETF(あるいは投資信託)を購入
  4. 1年に1回、現金とETF(投資信託)の割合を見直し

 

以下もう少し具体的に説明していきます。

step
1
証券口座を開設して、銀行口座と紐付け

証券口座は、株式を取引するために必要になります。

手数料が安くオンライン証券(SBI証券楽天証券松井証券

、マネックス証券など)を選んでおけばとりあえずは大丈夫かと思われます。

そして証券口座と銀行口座と紐付けして、お金のやり取りができるようにしておきます。

 

step
2
生活に必要な資金を除いて、証券口座に送金

「生活に必要な資金」とは、人によって異なりますし、働き方によっても目安は異なってきます。

サラリーマンの方の場合だと、おおよその目安としては、月々の支出 x 3~6ヶ月程度と言われています。

計算例

例えば、以下のような貯金額で支出金額の人が生活に必要な資金を6ヶ月に設定したとします。

  • 貯金: 500万円
  • 支出: 20万円/月
  • 生活に必要な資金: 6ヶ月分

すると、具体的な金額は以下のように計算されます。

  • 生活に必要な資金:  20万円 x 6ヶ月 = 120万円
  • 投資可能額: 500万円 - 120万円 = 380万円

 

step
3
全世界株式ETF(あるいは投資信託)を購入

全世界株式を対象としたETFや投資信託を購入します。

課税の問題や信託手数料の違いなどはありますが、以下から選んでいれば大きな間違いは無いと思います。

 

個人投資家が成功するポートフォリオとは?でも少し触れましたが、一括購入でも毎月少しずつ買っても、長期的に見ればそこまで大きな違いは出ません

とはいえ、一括購入した途端に暴落したら、、、などと私は考えてしまいますので、毎月少しずつ積立てしまっています。。。

中々、理論と感情を切り分けするのは難しいですね。

 

step
4
1年に1回、現金とETF(投資信託)の割合を見直し

ETF (投資信託)を購入した後は放置するだけです。

1年に1回程度、現金と投資している金額を見直すだけで良いとされています。

まとまった現金が必要になった場合は、都度株を売却するだけです。

 

非リスク資産は現金だけで良い?

株式以外にも、債券や金などに投資しなくて良いか?と考える方もいらっしゃると思います。

債券(あるいは債券ETF)は、一般的に株式投資よりも値動きが小さく、逆相関(株が下がった時に、債券は上がる)があるとされていますので、リスク分散には好適なものとされていました。

しかしながら、昨今金利が大幅に下がってきている状況で、インフレ率に追いつけなくなってくると、魅力としては乏しいと考える方もいます。

ただ、本記事の主旨としては、「シンプルに、手間をかけずに」と考えていますので、リスクの取る割合を「株式と現金の比率」だけでコントロールすれば良いと考えました。

*私自身は、色々実際に買ってみたりしたいので、ちょくちょく債券や金を織り交ぜながら購入しています。

 

インデックス投資が最適な理由

インデックス投資が最適な理由は、リスクに対するリターンの割合を最大化できるからです。

適切なインデックスを選択すれば、手間をかけずに、非常に安い手数料で、分散投資してくれます。

 

例えば、バンガードのVTの運用コストは0.08%(2020年11月現在)です。

100万円預けても手数料はたったの800円です。

たったの800円の手数料で、

  • 全世界に、
  • 時価総額ベースで、
  • 自動でリバランスをしてくれながら、
  • 数千という株式を対象に、

投資をしてくれます。

個人で同じような投資をするには、非常に手間がかかりますし、売買手数料や税金を考えますと現実的ではありません。

 

インデックス投資のデメリットは?

デメリットというか留意点になりますが、インデックス投資で短期間で大金持ちになるのは非常に難しいです。

高度に分散した投資になりますので、短期間で株価が何十倍にもなることはあり得ないからです。

 

アメリカ市場への投資じゃダメ?

ここは否定しきれない部分はあります。

なぜなら、アメリカ市場だけでも全世界株式の時価総額の半分以上を占めてるからです。

時価総額の大きな市場に対して、時価総額加重平均でポートフォリオを組んでいるETFや投資信託に、投資することが肝要です。

さらに、少なくとも過去10年はアメリカ市場のみに投資していた方がパフォーマンスが良いことも事実としてあります。

しかしながら、今後もアメリカが勝ち続けるとは限らず、現在の混沌した状況を鑑みますと、個人的には全世界にできるだけ分散する方が安全であると考えています。

 

デイトレードで大勝ちを狙うのはダメ?

以下の理由から、多くのサラリーマンはデイトレードに向いていないと考えられます。

トレード時間が限られている

そもそも、仕事中に投資画面を開いてトレードをすることは、普通のサラリーマンにはできません。

タイミングが命のデイトレードで、取引の時間を確保できないのは致命的です。

Cis氏が大成功を収めたのも、ネットの掲示板で最新の情報を入手でき、且つ素早く行動に移すことができた為です。

リスクが高い

基本的にデイトレードはゼロサムゲームです(手数料を考えるとむしろマイナスサムゲームです)。

値動きに合わせて取引するのは、投機的な面が強く、ほとんどギャンブルといっても過言ではありません。

また、リスクを背負った判断が出来るほどの胆力も必要です。

 

個別銘柄への選択投資は?

投資初心者にとって、適切な銘柄を選ぶのは難しいと考えています。

リスクを抑える方法には銘柄選択が重要

ウォーレンバフェットとピーターリンチなどの投資の神様と呼ばれる方々は、「適切な銘柄を厳選することで、リスクは抑えられる」とされています。

しかしながら、お二方とも経済や財務に非常に明るく、更に莫大な時間を銘柄選択に時間を費やされています。

ですので本記事の主旨とは合いませんでしたので、個別銘柄への集中投資は勧めませんでした。

 

高配当株への投資は?

高配当株投資は、下落相場でクッションの役割を果たしてくれますし、インカム収入を増やしたい方にはとても人気な手法です。

三菱サラリーマンさんは高配当株投資で、実際にセミリタイアされています。

ただし、高配当株を行う上で以下のことは留意しておく必要があります。

  • 配当を受け取る毎に税金が取られること。
  • 成熟企業なので大きな株価の上昇はあまり見込めないこと。
  • 高配当株ETFの場合は、ポートフォリオが偏っていること。

上記を鑑みますと、「リスクを抑えつつ、リターン(資産)を大きくする」という目的を達成するには、最適解であるとは言えません。

 

以上です。

参考図書

海外投資家

著者: ウォーレン・バフェット

著者: ベンジャミン・グレアム

著者: ロバート・キヨサキ

著者: ピーター・リンチ

著者: ジョン・ボーグル

著者: ジェレミー・シーゲル

著者: バートン・マルキール

著者: ジャック ・D・ シュワガー

 

  • この記事を書いた人
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米山ゆたか

30代前半でアッパーマス層達成し、30代半ばで準富裕層達成。 旧帝大院卒のメーカー開発マン。

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