「子連れ旅行」と考えるだけで、楽しさよりも大変さを思い浮かべる人は私だけではないはず。
イヤイヤ期の子供の面倒を見るのは大変で、癇癪が治らないと本当にイラッとすることもたまに(よく?)あります。
コロナ禍でも、ビザの更新目的で日本へ帰国したり、アメリカ国内での旅行には行くことができましたので、その時の経験を元に本記事を書きました。
*2022年1月現在、アメリカでは毎日2000人の方が亡くなられていますが、「マスクとワクチンしよう!」くらいであんまり誰も気にしていませんでした。
こんな方におすすめ
- 子連れ旅行でもできるだけ楽しみたい方
結論としてしては、以下10点を基準に置くことで子連れ旅行でも少しは楽になると考えています。
子連れ海外旅行する際の判断基準と工夫
- 安全第一
- 計画は立てるが計画通りにならないものと考える
- 旅行への期待値を上げすぎない
- 公共の交通機関はできるだけ使わない
- 食事は混雑時を避ける
- フライトは9時から17時に出発する便を選ぶ
- 旅行ケースは1つだけ
- 駐車場を使う際には高くても利便性重視
- ホテルは利便性よりも快適性
- 滞在期間はできるだけ長く
あわせて読みたい
安全第一
一にも二にも家族の安全が大事です。
独身時代はバックパックを背負って、安全じゃない地域であっても宿泊したり、街歩きをして観光していました。
しかしながら、子供と妻がいるといざという時に逃げることができませんので、そんなリスクを負うことはできません。
ましてや子供は、勝手に走り回ったりして危ないので車の通りが多いところを歩くことすらままなりません。
万が一のことがあってはいけませんので、治安がよくないところには近づかなくなりましたし、そういう所を旅行先に選ばなくなってきました。
計画は立てるが計画通りにならないものと考える
子供がクズったりすると、それだけで1時間くらいとられることなんてザラにあります。
ましてや、色んなことに興味を持って立ち止まったり、かと思えば突然歩かなくなったりします。
もちろん食事をパパっと済ますことなんてできません。
そんなことがあっても無理矢理子供をひきづって先に進む訳には行きませんので、時間に厳しい時は本当に悩ましい問題です。
大まかにこことここは行きたいよねってことや優先順位をあらかじめ夫婦で決めておくと、その場での判断がスムーズになりますし、後々後悔することを減らすことができます。
旅行への期待値を上げすぎない
子連れ旅行でも楽しい!って心から思えている人って一体どれくらいいるんでしょうか。
家族と過ごす時間は貴重だとは思いますが、旅行自体を楽しめているかというとそれはまた別の話です。
常に夫婦のどちらかは子供に気を配っていないと行けませんし、別行動を取るのもかなり難しくなってきます。
子供のご飯の時間やオムツの交換できる場所を探したり理、旅行に100%集中することができなくなってきます。
ですので、私たちの家族(というか夫婦)は期待値を少し下げておき、昔夫婦で旅行した時の半分でも楽しめたら十分だよねってくらいの気概でいます。
公共の交通機関はできるだけ使わない
コロナ禍ということですので、南フロリダに旅行した時も飛行機以外は公共の交通機関を利用していません。
日本に一時帰国した際も、必要最低限の移動しかせず、できるだけ混雑する時間を避けることを優先に行動しました。
基本的には全てレンタカーで移動します。
そちらの方が子供の機嫌にも関係なく、予定も変更しやすいですし好きなところに行くことができます。
都心部の場合は面倒な場合の方が多いですが、それでも「安全」の優先度が高いので仕方ありません。
食事は混雑時を避ける
外食は基本的にテイクアウトで済ましてホテルで食べることがほとんどでした。
しかしながら、以下の条件を満たせば感染可能性は大幅に減りますので、そういう場合は外食を楽しむようにしました。
- 混雑していないこと
- オープンテラス(換気がしっかりされている)があること
- 店員がコロナ対策をしっかりしていること
昼食は基本的に10時から11時の間、夕食は16時から17時くらいに取るようにし、人が混み始める前にレストランを離れるように気をつけていました。
料理もすぐに出てきますし、子供が少々騒いでも周りの客の目も気になりませんし、良いことづくめです。
フライトは9時から17時に出発する便を選ぶ
子供にとってフライトで一番辛いのは、離陸前と着陸前の座席でじっとしている時です。
行きのフライトは昼頃だったので子供の機嫌もよく、とてもスムーズだったのですが帰りのフライトは完全に失敗してしまいました。
できるだけ旅行先で楽しみたいというスケベ心から、夜8時のフライトを予約してしまいました。
まずフライトそのものの遅延があり、その後離陸前も他の飛行機の出発待ちで結局機内で1時間以上待機。
子供も眠くなってきてグズリ出し、CAからはマスクを無理矢理着用するよう命令されるしで、本当に大変でした。
少々値段が高くなったりしても、できるだけ子供にとって負荷のかからない時間帯のフライトを選ぶことが肝要です。
旅行ケースは1つだけ
1週間以上の旅行ですと通常は大きいキャリーケースを夫婦各々持っていくのですが、今回は必要最低限のものだけを持っていき、必要に応じて現地で購入するというスタンスでいきました。
これも移動時の荷物をできるだけ減らし、子供の対応ができるようにする為です。
加えてレンタカーでの旅行の場合は、チャイルドシートも空港内では持ち運ばないと行けません。
子供が1人の時ならまだしも、2人も3人もいる状態で巨大な荷物を抱えて移動は現実的じゃありません。
ましてや、日本での移動は電車や新幹線を使わざるをえませんので、荷物を極力減らすことで旅行時の負担を大幅に減らすことができます。
駐車場を使う際には高くても利便性重視
レンタカーで観光地に向かう時は、どこかに車を停める必要があります。
その時少しでも安いパーキングを探したり、できるだけ安く収めようと考えすぎず、一番楽に移動できる方法を優先するようにします。
と言うのも、
- 車上荒らしの可能性もあるし、
- パーキングから観光地までの歩く距離を、
考える必要があるからです。
ただでさえ子供がいて大変なので、少々の負担と安全を数ドルで買えると思ったら安いものです。
また、人気のパーキングはすぐに埋まってしまいますので、早めに着いて現地でゆっくりするくらいの方が良いと思います。
ホテルは利便性よりも快適性
ホテルに関しては、立地よりも快適性を重視します。
レンタカー移動が基本なので、ダウンタウンのホテルだとそれだけで何十ドルと取られることもしばしばありますし、観光地に行くときにはそもそも車で移動しますので街中にいるメリットはあまり大きくありません。
それよりも外やホテルの中も騒がしかったりしますので、少し郊外のホテルの方が家族で宿泊されているお客さんも多く安心して泊まることができます。
ダウンタウンのホテルよりも綺麗で広く、さらに値段も安いので、こちらも良いことづくめです。
南フロリダに旅行した際に、妻からの評判が最も良かったのは、一番都心部から離れていて比較的安いホテルでした。
滞在期間はできるだけ長く
子連れ旅行で一番ストレスがかかるのとお金が掛かりやすいのは飛行機です。
2泊3日くらいの旅行ですと、空港までの移動や空港での待機、実際のフライト時間を考えますと、実質楽しめるのは丸1日も無いくらいです。
先に述べましたが、子供がクズリだすと予定変更もありますので、結局何もできなかったってことになりかねません。
ですので、少々時間に余裕があるくらいの日程を見て、できるだけ滞在期間を長くするような旅程を組むようにしています。
せっかくの旅行で、子供の相手して疲れてしまっただけだと本末転倒ですので。
小学生くらいになったら、もっと旅行も楽しめるようになるんですかね。将来が楽しみです。
以上です。