前回の記事では中小企業診断士の一次試験で不合格となったことをお伝えしましたが、本記事ではどれくらいダメだったのかということを紹介したいと思います。
中小企業診断士試験では、個人情報の保護に関する法律第28条第1項に基づき、各種試験結果の詳細を請求することができます。
つまり、合否判定のみならず、何点だったか?ということを知ることができるということです。
1000円もかからない金額で定量的な結果が得られるのは非常に価値があることですので、この度請求してみました。
*中小企業診断士協会HPの一番下に記載があります。
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結果
※点数については1問分ずつ程度変更しています。
科目 | 勉強時間 | 結果 | 点数 |
---|---|---|---|
経営法務 | 64時間 | 合格 | 64点 |
経済学・経済政策 | 58時間 | 不合格 | 44点 |
中小企業経営・政策 | 38時間 | 合格 | 62点 |
企業経営理論 | 3時間 | 不合格 | 55点 |
経営情報システム | 1.5時間 | 不合格 | 40点 |
財務・会計 | 1.5時間 | 不合格 | 52点 |
運営・管理 | 1時間 | 不合格 | 41点 |
合計 | 167時間 | 不合格 | 358点 |
この結果を見て感じたことは大きく以下3点であり、来年度の試験に向けての戦略の幅は大きく広がったように思います。
- 合計で358点だったので、合格まではそんなに遠くないこと。
- ほとんど勉強をしていない科目でも40点の足切り点を下回らないので、科目の取捨選択は可能なこと。
- 勉強をして合格した科目でも、ギリギリの合格だったこと。
合格までそんなに遠くない
試験点数は勉強時間に線形比例しない、ということは大前提としてあります。
しかしながら、今回168時間の勉強で358点取れたことで来年度の試験に向けてモチベーションとしてはかなり上がりました。
一次試験の合格には700~1000時間の勉強が必要というのが一般論ですので、先が見えにくいことがモヤモヤしている部分はありましたが、そこまで遠いゴールではないことを確認することができました。
足切り点が無かったこと
ほぼノー勉で挑んだ科目で、且つ中身がはっきりとわからない状態でも40点以上取れていました。
この結果は、私の経験と論理力のみで足切り以上は取れると解釈しています。
つまり、自分が全く経験していない部分(管理会計、IT、マーチャンダイズなど)を集中的に勉強することで、大幅な点数アップが見込めるということです。
ギリギリの合格
合格した2科目は、60点以上という目標に対して1問程度の余裕ということでしたので、素晴らしく生産的だったという感覚がある一方で、再現性はかなり低そうという感覚もありました。
つまり、勉強しても意外と点数は伸びないということですし、試験の内容についてバラツキはありそうということです。
最初の2点で楽観的になりそうでしたが、合格点を見ることで、やはりしっかり勉強をする必要があるということが確認できました。
以上