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理系サラリーマンが簿記3級を取得した方法【独学で30時間】

この度簿記3級を独学で一発合格しましたので、私が立てた戦略を紹介したいと思います。

しかしながら、合計81点(第一問: 39点、第二問: 11点、第三問: 31点)とあまり褒められた点数ではありませんでした。

仕訳のミスもありましたし、固定資産台帳の記入に関する問題が出たのですが、あまり勉強しておらずほとんど解けませんでした。

満点を目指す方や簿記2級を目指す方、経理として働く方は、本記事はあまり参考にならないかもしれません。

あくまで、「簿記の概要を学び、時間をかけずに合格すれば良い」という方のみ参考にして頂ければと思います。

こんな方におすすめ

  • 効率的に簿記3級に合格したい人

米山のスペック

  • 30代半ばの妻子持ち
  • 開発職
  • 理系大学院卒

 

Day1にしたこと

私が一番最初にしたことは、大きく4点ありましたので一つずつ解説していきたいと思います。

  1. 取得に必要な時間を見積もり、試験日を決定する。
  2. 受験の準備をする。
  3. 試験内容を把握する。
  4. 対策を勉強する。

取得に必要な時間を見積もり、試験日を決定する。

簿記3級を取得するのに必要な時間は凡そ100時間と言われています。

平日に1日1時間、土日併せて5時間勉強すれば、大体1週間で10時間の勉強時間を確保できます。

となると、10週間(2ヶ月半くらい)あれば、無理せず合格できそうだと言うことがわかります。

私が簿記3級を受けようと思い立ったのは2022年12月17日ですので、3月上旬に試験を受けることに決めました。

受験の準備をする。

統一試験とネット試験のどちらでも選択できますが、日程調整の柔軟さからネット試験で受験することにしました。

CBTのサイト(https://ijuken.com/prod/user/jcci/public/cbt_entry/)から試験会場と日程を選択しました。(私の場合は2023年の3/5(日)で予約。)

試験日程を2ヶ月前倒しで受験できたのもネット試験だからこそです。

そして、次に参考書を購入しました。

独学で学ぶにあたり、わかりやすい図解のものが良かったのと、あとは安く済ませたかったので、

「スッキリわかるシリーズ スッキリわかる 日商簿記3級 第13版」を購入しました。

 

本番で計算問題を解くにあたり電卓が必要ですので以下3点を満たすものを購入しました。

  • 12桁まで計算できること
  • 計算機能しかついていないこと
  • 安いこと(楽天ポイントで買える)

試験内容を把握する。

「簿記3級 内容」でググって、どういう試験なのかを把握します。

一番最初に出てきたキャリカレによると(URL: https://www.c-c-j.com/course/status/boki/exam.html)、試験の構成は、

第一問: 仕訳 (15問, 45点)

第二問: 帳簿記入や勘定記入の問題 (20点)

第三問: 決算整理絡みの総合問題 (35点)

の3つで構成されており、100点満点中合格基準は70点以上です。

 

対策を勉強する。

「簿記3級 攻略」でyoutubeを検索して2~3本見ました。

ここでは、時間配分と肝となるところをしっかりと学ぶことです。

結論として、

「仕訳をしっかりと理解し15分以内に解いて、財務諸表が作れれば何とかなりそう」

ということです。

本番で2~3問のケアレスミスを考慮し、75点〜80点で合格することが私の目標となりました。

実際の勉強内容

1日長くても30分〜2時間の勉強を3週間継続して、合計30時間の勉強時間を確保しました。

10時間までのしたこと: 仕訳を学ぶ

Day1にした調査と準備に約2時間費やし、まずは合格イメージをしっかりと持ち、参考書を買いに行きました。

1日目はもちろんこれで満足。

次の日は購入した参考書の仕訳に関する部分を、パラパラと最後まで内容を読んでいき(大体30分くらい)、

  • 勘定項目を理解することが大事。
  • けど、丸暗記する必要はない。
  • 何となく解けそう。

という感覚をつかむことができましたので、テキストを1から進めるのではなく、

「演習⇨答え合わせ⇨内容確認」の順番で進めることに決めました。

そして10時間かけて一通り仕分けを完了しました。

この時点では、「仕訳のロジックは理解できているが、単語は覚えていない」というくらいのレベルです。

20時間までにしたこと: 仕訳の復習、帳簿、精算表、財務諸表を学ぶ

帳簿関連には3~4時間、精算表及び財務諸表関連にも3~4時間程度かけ、毎日10~15分程度は仕訳の問題は実施。

累計勉強時間18時間までには参考書を一通り完了しました。

そして、その後「滝澤ななみのすすめ!」にてネット試験の模擬試験を実施しました。

惨憺たる結果で、合計41点(24点, 2点, 15点)でした。

第一問の仕分けに関しては、時間内で数をこなすのに慣れていなかったことと、問題をしっかりと読んでいなかったこと、そしてちゃんと理解していなかったことが原因でした。

第二問と第三問も、内容をしっかりと理解できておらず途中で「あれ、これはどう計算するんだ?」みたいな感じになり、仕訳もできていなかったので点数が上がりませんでした。

20時間までの段階では、「質問の意味はわかっており答えを見れば納得できるが、全体を通して理解が浅い」状態でした。

30時間までにしたこと: 模擬試験と復習

このあとは、毎日模擬試験を受けては内容を復習するということを繰り返しました。

模擬試験はネットに転がっているもの(Study Pro簿記検定ナビのHP)や参考書に付属しているものを解きました。

結果は、60点代〜70点代をウロウロしており、合格できそうな気もするししない気もするという感じでした。

第2回模擬試験, 77点(45, 12, 20)

第3回模擬試験, 66点(33, 12, 21)

第4回模擬試験, 74点(33, 17, 24)

第5回模擬試験, 72点(42, 15, 15)

 

完璧には程遠い状態でしたが、2回目の試験が終わった段階(累積勉強時間21時間)の段階で、年始に試験を受けることを決心しました。

理由としては、以下のようなことが挙げられます。

  • ケアレスミスをしっかりすれば合格しそう。
  • そもそも満点を目指していない。
  • というか、勉強に段々飽きてきた。
  • たとえ不合格になってもすぐ再受験できる。
  • 受験費用が3000円程度と安い。

そして、冒頭でも示した通り合計81点(第一問: 39点、第二問: 11点、第三問: 31点)で何とか合格することができました。

帳簿のとこなんて未だによく理解していませんが、まぁ結果オーライです。

 

最後に

今回簿記3級を取得した理由は多少の自己啓発という部分はありましたが、それ以上に「たとえ分野の違うことでも、全体像を把握し戦略を立てて取り組めば達成できる」ということを実践してみたかったからです。

某東大卒youtuberみたいに医師と弁護士、公認会計士を取得なんて真似は到底できませんが、簡単な資格であれば忙しいサラリーマンでも効率良く取得は可能です。

ただ簿記3級は易し過ぎましたので、もう少し難しい資格にチャレンジしていきたいと思います。

 

以上です。

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米山ゆたか

30代前半でアッパーマス層達成し、30代半ばで準富裕層達成。 旧帝大院卒のメーカー開発マン。

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