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お金の使い方を考える【ゼロで死ぬ】【お金か人生か】【幸福の資本論】

こんにちは。

後悔するお金、後悔しないお金」では自身の経験に基づいて、お金に対する価値観について述べてきました。

もう少しお金について考えてみたときに、自分の中で3つの疑問が出てきました。

  1. 何にお金を使って、どれくらい使うのか?
  2. 生きるのに必要なお金はどれくらい?
  3. お金以外に必要なものってないの?

まずはその道のプロフェッショナルの知見を得る為、以下3つの本を読んでみました。

  • 「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著
  • 「お金か人生か」ヴィッキー・ロビン、ジョー・ドミンゲス著
  • 「幸福の「資本論」」橘玲著

なるほど、と思う事が多々ありましたので、以下内容をまとめました。

こんな方におすすめ

  • お金の価値について悩んでいる方

 

 

何にお金を使って、どれくらい使う?

参考図書: DIE WITH ZERO ビル・パーキンス著

 

著者のビル・パーキンス氏は、現在120億円以上の資産を持つヘッジファンドマネージャーでありながら、映画のプロデューサー、ポーカープレーヤーとして活躍されています。

本著を超簡単に内容をまとめると、「お金のことを心配し過ぎて、たくさん資産もったまま死んじゃうの勿体無いよ」って事です。

そして、老後リタイアしてから何かしようと思っても、「年齢重ねると、体しんどいし、あんま感動しなくなるよ」ってのも書かれており、既に私も実感し始めています。

また多くの方は、年齢を重ねると生活水準もあまり上がらないので、資産を取り崩すことなく増える一方です。

なので、「若いうちはリスクとって、色々経験して、たくさん思い出作った方が良いよ」っと主張されています。

 

実際に、日本の個人金融資産1800兆円のうち、70歳以上の人が約3割を保有(2014年時点)していますし、年齢別の資産額を見てみると80歳以上が一番高くなっています(以下図)。

平均的に見れば、日本の老人たちも同じような状況であると言えますので、他人事とは言えないと思います。

引用: 総務省統計局

 

本当に必要なお金って何?

参考図書: お金か人生か ヴィッキー・ロビン、ジョー・ドミンゲス著

 

著者のヴィッキー・ロビン氏とジョー・ドミンゲス氏は、経済的独立を達成するのに必要な9つのステップを紹介されています。

多くの方は、「消費をする事が人生の成功」という価値観で育ってきており、必要以上のものを買う為に必要以上に働いています

本著では、「貴重な時間(生命エネルギー)を差し出すんだから、ちゃんと価値のあるものを見極めよう」と主張されています。

お金=生命エネルギーって考えれば、「良いお給料を貰っても、ストレスで散財してしまったり、仕事のことでクヨクヨ考えたりしてると、正味の時給って低くなるよね」ってのはとても共感できます。

本当に忙しい時は、そういうのを考えたり、お金を使う時間もなくなってきますが。。。

単なる資産を増やすって本ではなく、お金の価値を考えさせてくれる良い本だと思いました。

 

本著に書かれているほど細かく、家計簿やバランスシートを作って分析するのは、かなり骨が折れる作業かと思われますので、個人的にはあまりやるつもりはありません。

ただし、支出と投資収入(資産 x 現在の長期金利 ÷ 12の式より算出)をグラフ化するのは、面白そうなので実行してみようかと考えています。

 

お金以外に必要なものってないの?

参考図書: 幸福の「資本論」橘玲著

 

著者の、橘玲氏は金融小説「マネーロンダリング」以外にも「お金持ちに慣れる黄金の羽の拾い方」などが有名です。

本著では、「お金(金融資産)以外にも、「人的資本」や「社会資本」も、幸福になる為の土台として大事だよ」と主張されています。

それぞれの資本を土台として、以下8つのパターンが考えられます。

パターン

金融資産

人的資本

社会資本

説明

超充

⭕️

⭕️

⭕️

全てを所有する理想型。けど実情はほとんどあり得ない。

お金持ち

⭕️

⭕️

資産や良い仕事もあるけど、友達がいない。

旦那

⭕️

⭕️

働いていないけど、財産をばら撒いて人と交流する。

リア充

⭕️

⭕️

資産はまだないけど、高収入はあるし、友達や恋人がいる。

退職者

⭕️

社会と関わりを持たない(独身)退職者。

プア充

⭕️

資産も良い仕事もないけど、地元の友達はたくさんいる。

ソロ充

⭕️

稼いだお金を自分に使う。資産もなく深い関係性は築けない。

貧困

3つの資本を持たない貧困層。

引用: 幸福の「資本論」より加工して記載

 

どのような人生設計を選ぶかは、個々の自由ではありますが、以下のことは念頭に置こうと述べられています。

  • 1つしか資本がないと、失った時のリスクが高い。
  • 2つあると、人生の安定度は遥かに増す。
  • 3つを同時に持つのは、ほぼ不可能。

社会資本を築く事を疎かにしたサラリーマンが、定年後やる事なく妻にも煙たがられるっていう悲しいストーリーは良く見聞きしますので、気をつけたいですね。

 

まとめ

上記にまとめた内容は、実は意外と50歳を過ぎた上司たちも似たような事を口にされています。

  • 仕事を優先し過ぎたらダメ
  • 若い時にはお金を使った方が良い
  • 仕事も趣味も両方楽しむ事

仕事の愚痴はすごく多いですが、本当にうちの会社は良い人が多いです。

使い過ぎず、貯め過ぎず、バランスよく人生を楽しみたいですね。

 

以上です。

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米山ゆたか

30代前半でアッパーマス層達成し、30代半ばで準富裕層達成。 旧帝大院卒のメーカー開発マン。

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