仕事・キャリア

45歳で早期リタイヤするのに必要なこと

こんにちは。

30代半ばにもなり、将来のキャリアパスを具体的に考えるようになりました。

今までは出世するキャリアばかり目指してきましたが、最近は仕事がうまくいっていないので、出世を諦めるケースも想定しています。

出世をしないという選択の中で、究極的に目指すべきはFIRE、あるいはセミリタイア が理想的かと考えています。

そこであと10年でセミリタイヤするには、どういう準備をしないといけないのか考えてみました。

こんな方におすすめ

  • 45歳でセミリタイアする準備が知りたい方

 

「セミリタイヤする準備」ってどういうこと?

自分の中で「セミリタイヤ」の定義は大きく2つです。

  1. 会社を辞めて、細々と暮らしていく
  2. 会社は続けるけど、定時で帰宅しプライベートも楽しむ

上記、どちらのキャリアパスにも行けるような状態にしておくことが、私の考える「セミリタイヤする準備」です。

「セミリタイやする準備」というのは、以下2点のことを指すものと考えています。

  • お金の準備をしておく
  • 意識低いキャリアに行く準備をする

それでは、以下もう少し具体的に示していきます。

お金の準備を計算する

家計簿をずっとつけ続けていますと、毎月の平均的な支出額が分かります。

日本で住むとなるともう少し支出を下げることができると思いますので、毎月30万円程度必要になりそうだと推測できます。

この支出額を、私がサラリーマンとしてのお給料を貰わずとも、収入が上回ればお金の準備は完了です。

会社からのお給料以外で見込める収入は、①資産収入②妻のパート代③副業収入④私のパート代、が考えられます。

副業収入は現時点で0円、私自身もパートにはあまり行く気がありません(妻の了承済み)ので0円と仮定し、収入額のパターンとしては以下3点のオプションを考えます。

項目単位オプション1オプション2オプション3
毎月必要な額万円/月303030
妻のパート代万円/月1050
資産収入額万円/月202530

上記した資産収入額を得るには、理論的にいくら資産があれば良いのかは、4%ルールに基づいて計算します。

毎月の資産収入額が20万円、25万円、30万円の場合を計算してみますと、それぞれ以下のようになります。

項目単位資産収入=20万円資産収入=25万円資産収入=30万円
年間資産収入額万円240300360
必要な投資資産額万円600075009000

オプション1: 妻がめっちゃパートで働く場合ですと必要な投資資産額は6000万円

オプション2: 妻がそこそこパートで働く場合ですと必要な投資資産額は7500万円

オプション3 :パート収入がない場合だと必要な投資資産額は9000万円

私の皮算用によりますと、計算した金融資産推移(現金も含む、退職金などは含まない)ですと以下の年数で達成できます。

オプション1(投資資産額は6000万円)だと2027年(43歳)

オプション2(投資資産額は7500万円)だと2029年(45歳)

オプション3(投資資産額は9000万円)だと2033年 (49歳)

計算条件

  • 2021年に日本に帰任。
  • 日本に帰任した後の年収: 800万円
  • 年間支出=400万円
  • 45歳まではシングルインカム(妻は専業主婦)
  • 36歳から5年かけて現金3000万円をリスク資産へ投資
  • 資産利回りは約5%を想定

 

「意識低いキャリア」に行く準備をする

意識の低いキャリアとは、

「出世を目指さず、仕事を定時に終わって、休日出勤などなく、プライベートを楽しむ」

つまり意識低い=悪いって訳では全くなく、むしろ推奨されるべき働き方で、「合理的」「生産的」「欧米的」の方が合っているかもしれませんね。

しかしながら、部署によっては、どうやっても上記の目標を達成できません。

働き方や生産性を変えるだけではどうにもならない、業務上の都合というものがあります。

10年間メーカー勤務を続けてきた経験を踏まえて、どこの部署がだと達成が難しそうで、どこの部署だと達成できそうか考えてみました。

達成が難しそうな部署

顧客納期がシビアな部署と注目される部署、休日出勤が必要な部署は難しいと考えています。

市場の移り変わりが激しい部署ですと、顧客納期を守る為に徹夜してでも働かないと行けない場合もあります。

注目される部署では、顧客納期が無くても社内的な納期が厳しかったり、あるいは幹部クラスからの注目度が高いと、何が何でも結果を出さないと行けない場合があります。

あるいは休日出勤が必要な部署っていうのは、生産に関わるところであったり、事故が起きた時に対処しないと行けない部署、あるいは総務などの会社の催し事に駆り出される部署が挙げられます。

ただし、このような部署は休日出勤の頻度がそこまで多いわけでもなく、まだマシな部類だと考えています。

顧客納期がシビアな部署注目される部署休日出勤が必要な部署
営業新規開発生産技術
企画知的財産総務(会社の催し事)
事業部開発IT環境安全
品質保証その他プロジェクト 

 

候補となる部署

技術関係の管理部門

技術に関する法規制分野などの部署は、候補となりうると考えています。

緊急での案件が日常的にあるわけではなく、自身でノルマを設定できる場合の方が多いからです。

開発部門から移られた方の話を聞きますと、技術的な知見を持ち合わせている為、業務内容のキャッチアップは比較的速いとのことです。

カスタマーサポート

この部署も基本的には大きく残業する可能性は低いです。

営業時間がある程度決められているからです。

カスタマーサポート部門も、開発から異動される方は比較的多く、現行品や技術知識がに近い知識をかなり蓄える必要があります。

理論に近い基礎研究分野

直接利益に貢献はせず、特性を発現するためのメカニズム解明など基礎的な研究分野も、納期が外部から左右されることは少ないです。

しかしながら、このような分野に異動するのは非常に難易度が高いです。

圧倒的な専門知識が求められますし、元々人材の流動性も低い為なかなか枠が空きません。

いつから準備を始める?

40歳には準備を始めなければ、45歳には間に合わないと考えています。

なぜなら、現在いる部署での人事評価を下げることと異動するが完了するまでに、すぐには終わらないと考えているからです。

step
1
高い評価を貰わない

決して仕事をサボるというわけでも、生産性を下げるという意味ではありません。

仕事を極力減らして、定時帰宅を目指し、必要以上に頑張らないということです。

高い評価を貰っていると、上層部が中々離してくれず部署の異動ができなくなってしまうからです。

step
2
希望の部署とのコネクションを作る

サラリーマンとはいえ、内部の政治はある程度必要です。

特にそれまで一生懸命仕事をしてきた人が、ポッと全然違う分野に異動するというのは中々難しく、全く顔も名前も知らない人を引き受ける可能性は低いです。

少なくとも、希望部署に知り合いを作っておきたいところです。

step
3
異動の希望

どこの部署に行くかは、きちんと希望しなければなりません。

正式な制度があるのであれば、証拠の残る形で異動希望を出します。

心に思っているだけでは、現実化することはありません。

 

まとめ

以前の記事でも書きましたが、まだまだ日本の企業は「上を目指すことが正しいこと」という文化が存在します。

特に属人的な努力によって支えられてきた企業は尚更です。

企業で働く以上は利益を追求するのは当たり前の話ですが、個々の人生設計に合わせたキャリアプランが、もっとフレキシブルに実現できればと思う次第です。

 

以上です。

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米山ゆたか

30代前半でアッパーマス層達成し、30代半ばで準富裕層達成。 旧帝大院卒のメーカー開発マン。

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