こんにちは。
昔は、「海外に5年間駐在すれば家が建つ」と言われていました。
その一方で、「最近は待遇が悪くなっているから難しい」とも言われています。
海外赴任しているサラリーマンの立場として、実際のところどうなのか、私の経験上の答えをお出ししたいと思います。
こんな方におすすめ
- 海外赴任の懐事情が知りたい方。
- これから海外赴任予定の方。
結論: 家建ちます。ただし条件付き。
私の経験上、3000万円くらいの家であれば建てることができます。
*もちろん、私の会社よりも待遇が良いところもあれば、悪いところもあると思いますのでバラつきはあります。
ただし、以下2つの条件を満たすことが最低限必要だと考えています。
家を建てるのに必要な条件
条件1: 駐在期間=4年以上
条件2: 贅沢をせず節制した生活を送ること
根拠: 年平均貯金額 = 750万円
駐在4年間の貯金合計=3000万円
私のスペック
- 役職: 主任
- 職歴: 10年くらい
- 日本での年収: 800万程度 (と推測)
- 家族構成: 妻と子一人
- 赴任場所: アメリカ東海岸
私が、赴任してからの4年間で貯蓄した総額は3000万円です。
以下の表が各年毎の貯金増減額です。
貯金増減額 | |
---|---|
駐在1年目 | + 300万円 |
駐在2年目 | + 800万円 |
駐在3年目 | + 1000万円 |
駐在4年目 | + 900万円 |
合計 | + 3000万円 |
1年目は、赴任直後で家のセットアップや、車を2台購入しましたので300万円ほど貯金できました。
2年目は、海外旅行に行ったり特に節約もしていませんでしたが大きな出費がなかった為、800万円ほど貯金できました。
3年目は、節約を徹底し固定費の削減に努めましたので更に貯金額は増え、1000万円以上貯金できました。
4年目は、会社の業績が悪化しボーナスは下がりましたが、900万円貯金できました(投資に回した分も含む)。
生活水準をできるだけ上げない
一般的に海外駐在をする時には家賃補助や赴任手当などが支給されますので、日本にいた時よりも大幅に給料が上がります。
私の会社の同僚でも、20~30万円程度の家賃のところに住んでいる方もたくさんいらっしゃいます。
(赴任地によっては、メイドさんや運転手さんを雇っている方もいます。)
しかしながら、そんな贅沢をしていたら貯蓄のペースが大幅に落ちてしまいます。
そして何よりも、日本に帰任してから生活水準を落とすことに苦労してしまいます。
収入面を見てしまいますとどうしても気が大きくなってしまいますので、私の場合はまずは支出を見直しました。
家計簿をつけるところから始めて、何にいくら払ったのかを洗い出します。
全てを切り詰めてしまうと、逆にストレスが溜まってしまいますので、私の場合は夫婦で話し合いながら節約できるところを決めていきました。
以下の記事でも詳しく述べていますので、ご一読頂けると幸いです。
まとめ
駐在生活は公私ともにストレスがかかりますので、散財したくなる気持ちは非常にわかります。
周りの人が贅沢している中、ケチケチしていたら、やっかみを受けることもあるかもしれません。
それでも明確な数値目標ができれば、倹約生活も苦になりません。
私の場合は、20代で散財したのが良かったのと超倹約家の妻と結婚したのが良かったと思います。
以上です。