2021年の12月に南フロリダを旅行しました。
今回の記事では「マイアミ(Maimi)」地区を訪れた時の記録をシェアしたいと思います。
旅の概要
- マイアミには3泊
- 子連れ旅
- レンタカーで移動
- 夜の街には繰り出さない
マイアミビーチはパーティでヒャッハーする人にはもってこいの場所だと思います。
リトルハバナには寄らず
一般的に人気の観光スポットであるリトルハバナは、車で通り過ぎただけで写真も1枚も撮りませんでした。
パッと見で昔訪れたハバナと比べるとやっぱり全然違いましたし、時間も限られていましたので。
こういうのは日本で言う横浜中華街や南京町みたいなもんなんですかね?
リトルハイチも車でウロウロしてみましたが、寂れた街って感じでこちらも時間を使う気になれませんでした。
ヴィスカヤ宮殿
正式名称はヴィスカヤミュージアム・アンド・ガーデンズ(Vizcaya Museum and Gardens)です。
チケットはオンラインのみでの購入となっており、到着してからスマホを開いてその場でポチポチと購入。
最近はオンラインチケットのみOKってところが増えてきましたね。
中が綺麗な庭園となっていましたので、結婚式用(と思われる)の写真をプロのカメラマンに撮ってもらったり、ドレスアップしたモデルさんみたいな人が何カットも撮影していたり、インスタに載せるためにめっちゃドレスアップしたんだろうなって人がスマホで撮影してたり、とても良い雰囲気のところでした。
実業家のジェームズディアリング(James Deering)さんが1914~1922に建てられた豪華の家です。
18世紀のイタリヤのビラをイメージして作られたそうな。1)
お金持ちの家を一般市民がどれどれと覗いて楽しむスポットです。
1) https://vizcaya.org/collections/main-house/main-house/
マイアミビーチ
マイアミビーチも透明度が高く、めちゃ綺麗なビーチでした。
何ならキーウエストよりも綺麗なんじゃないかってくらい良かったです。
幸い天気も良く(良すぎて暑すぎたくらい)、風も穏やかで絶好の海日和でした。
ビーチからすぐのレストランや公園も人で溢れかえっていました。
見るからに金持ちそうなパーリィピーポーも昼間からたくさんおり、デケェカクテルで気持ちよくなられていました。
街を歩いていると奥さんが急に立ち止まって、
「若僧のくせにフェラーリ運転してやがったよ!」
と。日本語で良かったです。
そして、世の中にはサラリーマンじゃとても到達できない金持ちがたくさんいるんだなぁと再実感しました。
ワインウッド地区
個人的にはめちゃめちゃ面白いと感じた場所でした。
そこらかしこにペイントがされており、それらのいずれもが独創的なものとなっています。
アートのセンスの欠片も私にはありませんが、素敵な絵ばかりでとても刺激的で感動しました。
うまい絵を見ていると自分の絵のセンスが上がったような気がするのは気のせいでしょうか。
このワインウッド地区は、ほんの少し前までは寂れた街だったそうです。2)
確かに、アートが描かれている区画を外れると、たくさんの路上生活者もおり、その名残がありました。
この土地の所有者がどうにかこの土地の価値をあげよう!ってことで思いついたのが、路上アートでした。
そして、たくさんのアーティストが集うようになり、今では土地の価格も大幅に上昇。
素晴らしいアイデアでしたね。
ただ、ちょっと前に日本でも淡路島でバンクシー風の絵が描かれたことに対して、「落書き」とみなし被害届を出したという事件がありましたね。
また、昔のニューヨークでも「割れ窓理論」を提唱し、軽微な犯罪でも取り締まることで大幅に治安がよくなりました。
このように、治安維持の為には「落書きなんて良くない!」とも言えますし、このワインウッド地区のように「路上アートで復活!」の例もありますし、難しいところですね。
個人的には日本のような安全な国だったら、こういうことに寛容な地区が増えればより楽しくなりそうな気がしてなりません。
2) https://miami-history.com/history-of-wynwood-miami/
道を一つ挟めばマイアミの闇
リトルハバナにしろワインウッドにしろ、観光スポットはお金を持ってそう(少なくとも生活には困っていなさそう)な観光客で大変賑わっていました。
しかしながら、ほんの一本通りを渡るだけで一気に人気が無くなり現地の生活感が現れます。
路上生活者の方もたくさんいれば、おそらく薬物中毒であろう方が何かを喚いていたり、あぁここは犯罪の多い地域だったと我にかえることができます。
今から10年ほど前、マイアミのダウンタウンとマイアミビーチを繋ぐマッカーサーコーズウェイで何が起きたかご存知でしょうか?(日本でもちょっとしたニュースになっていました)
加害者が被害者の顔に噛みつき、顔の一部を失うという重傷を負わせた事件が起きました。
駆けつけた警官が発砲しても、加害者は離れようとしません。
銃で撃たれても尚被害者を噛み続けたことから、マイアミゾンビ事件と呼ばれています。
加害者男性はソルトバスという薬物を使用していたものと推測されています。
この事件が起きたのは、ダウンタウンからそう遠くはありません。
ほんの少しだけ、道を挟んだところで起きた事件だったので、観光客にとっても他人事では無いのです。
以上です。