台湾生活

台湾電子タバコ持ち込み規制 -意外と知らない返却手続きの落とし穴-

今や日本だけでなく世界中で電子タバコが大流行しています。

日本では"IQOS"や"GLO"といった電子タバコが人気ですね。

台湾でも吸っている人を見かけたことがあると思います。

でも、売っているところを見たことがある方は少ないのではないでしょうか?

どうすれば台湾で電子タバコを吸っても問題がないのか?また、どうすれば吸うことができるのか?空港で没収された後の対応、等についてご紹介します。

 

台湾に持ち込んでも良いの?

そもそも、台湾に日本の電子タバコを持ち込むことは可能なのか?

答えは"可能だがNO"です。

つまり実際持ち込んでいる人は多くいるので、現実的には可能ですが、正式にはNGですので見つかればペナルティが待っています。

ただし、ある一定数が持ち込んでいるのは間違いなく、政府としてはそういった人達への取り締まりを強化し始めています。

1〜2年前は、空港での検査も正直"ザル"だったのですが、ここ1年程はかなり厳重に検査がされるようになっており、持ち込みが発覚するケースが増えています。

ちなみに、過去は機内持ち込み用の荷物に入れておけば大丈夫(検査対象は預け荷物のみ)と言われていましたが、最近では基本的に全ての荷物をチェックされるので、大量持ち込みはかなりの確率で見つかると思った方がよいでしょう。

台湾政府も若干本気を出してきた、というところでしょうか。

 

バレるとどうなるのか?

では、仮に持ち込みをして、税関で見つかった場合はどうなるのか?

1. その場で没収され、捨てるか保管してもらうかの判断を迫られる

2. 半年間は保管してもらえる(2ヶ月経過毎に200元の支払い義務が発生)

3. 再度出国の際に手続きをして、保管料を支払えば返還してもらえる

4. 返却手続きはAM7:00以降にイミグレ前に行う必要があるため、それより早い便に乗る際は返還不可

意外と知らないのは、"4"の手続きの時間帯と場所です。

実際、持ち込みがバレたところで、タイやシンガポールのように大きな罰金や禁固刑などといった重い罰は、この記事を書いている2020/03現在はありません。

しかも、たったの数百元だけで長期間保管してもらって、最後には返してくれるという甘さ(優しさというべきか、、、だからいつまでたっても持ち込みがなくならないのですが)。

ただし前述の通り、出国の際の手続きはイミグレ前に行う必要があり、スタッフが来るのがAM7:00以降であるため、時間帯は気をつけなければいけません。

 

返却手続きは?

1. 没収時に記入した書類を忘れずに持っていく(この書類を無くしても返却してくれますが、説明などが非常にややこしくなりますので、必ず持っていきましょう)

2. イミグレ通過前に税関カウンターへ行き書類を提出(AM7:00以降)

3. 改めて提示される書類に必要事項を記入する

4. イミグレ通過後、指定の場所へ向かい、記入した書類の提示と要求された保管料を支払う

まず、気をつけるのは最初の手続きを行うのはイミグレ通過前、という点、そして手続き開始時刻(AM7:00-)です。

先に搭乗手続きを済ませるのは問題ありませんが、イミグレを通過するとその時点でアウトですので気をつけましょう。

また、"4"のイミグレ通過後の"書類提出・保管料の支払い・没収物の返却"を行う場所も少しわかりづらいです。

高雄空港の場合は、イミグレを通過後左へ向かい30秒ほど歩いたところで、左側に"小さな電話"が置いてあります。

そこから自分の名前を伝えましょう。

暫くすると、横の窓からイミグレ前の手続きをしてくれたおばちゃんが顔を出すので、そこで書類を提出し保管料を払います。

そうすると、暫くして没収物を持ってきて手渡ししてくれます。

 

台湾内でも購入可能?

答えは"YES"です。

ただし、ここまで読んでくれた貴方ならお分かりの通り、もちろん違法です。

それを承知の上で購入しようとされる方は以下をご参考にしてください。

"一応"の入手方法

1. ネット購入(台湾人が一番利用している方法です、難易度・値段・スピード全ての要素で高評価)

2. 一部の飲み屋で購入(一部のス○ックやバー、飲食点などでは購入することができます、ここでは具体的な店舗名は書けませんので、知りたい方はご連絡ください)

3. 修理店で購入(オススメしません、もちろん違法ですし通常の30%増し以上の料金を確実に請求されます)

ちなみに台湾では、水タバコのような電子タバコも流行っていて(香りのついた油を数滴垂らして吸い込むと、水蒸気のような煙がモワモワーと立ち込めるアレですね、見たことあると思います)、こちらは比較的容易にどこでも手に入れることができます。

ピンキリで色んな種類がありますが、粗悪品の可能性が非常に高く、IQOSなどの電子タバコと比較にならないくらい体に悪いと聞いたことがあります(IQOSなども本当のところはわかりませんが、、、)。

あくまでも自己責任で。

 

台湾内で吸っても大丈夫?

実際、多くの方が日本に行った際に購入して持ち込んだり、ネットで購入したり、または出張者や友人に頼んで持ってきてもらったりなどして、台湾島内でも結構堂々と吸っています。

そういった現実を踏まえると、現時点では大きなペナルティを受ける可能性は極めて小さいと言えます。

ただ、何度も言いますが違法なのは間違いなく、また電子タバコに限らず路上喫煙は"公には禁止"されています。

その為、電子タバコを吸っているからといって罰則を受けることは現時点ではありませんが、路上喫煙をしているところを見つかると台北などでは罰金を食らうことが時々あります。

そのあたりの危険度はエリアによって大きく違いますが、路上喫煙自体は非常に危険ですし、禁煙者にとっては迷惑極まりないので、愛煙家の方はそのあたりのマナーは是非とも守っていただければと思います。

 

 

 

色々とグレーな部分も書きましたが、規制があるのは周知の事実ですので、あくまで参考程度としていただき、各々の責任のもと判断していただければと思います。

最低限周りの方に迷惑をかけない範囲で喫煙を嗜むたいですね。

 

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