ここ最近自分磨きに金をかけ始めました。
エステに行き、レーシックのカウンセリングに行き、歯の矯正なり入れ替えなりを検討中、コロナが収まれば当然ジムにも行きます、そして極め付けはそう、包茎手術です。
今回は、実際に「包茎手術」を受けた筆者のありのままの感想と、保険が利かないこの外科手術に対するメリット、デメリットを生々しく纏めてみました。
包茎って何??
この記事を読んでいる方で、包茎を知らない人はいないと思いますが、簡単に言うと、自分のムスコの頭部分に通常時に皮が被ってしまっている状態を言います。
その皮を取ってしまおう、と言うのが包茎手術ですね。
私自身、正直包茎手術を受けようなんて、今まで一度も考えたことがありませんでした。
なんかたまーに、タートルネックの黒いセーターを着たカッコイイお兄さんがCMに出てるのをみて、あーーー、そういうのに悩む人もいるんだろうなぁ、と完全に他人事でした。
そして、そもそも自分の体に傷を付けるということや、血を見ることがが大嫌いだったということもあります。
(学生時代にピアス開けて失神しそうになったくらいです)
そんな風に他人事のように考えていた私も、別に「ズル剥け」な訳ではなく、「仮性包茎」というやつでした。
日本人の70%がこの仮性包茎というやつに当てはまるようで、私も男の魅力という意味では、残念ながらマジョリティ側に属していた人間です。
仮性包茎にも色々とあるようですが、私は比較的軽めの包茎だったようです(鬼頭の一部が被っているような感じ、と言うか一部は皮が被っていない感じ、の方が近い。行為の際は無理せず剥けるような状態。)。
その"おかげ"なのかどうか分かりませんが、特に大きな苦労やコンプレックスを感じたことはありませんでしたが、稀に毛が皮に挟まってしまい「痛っ!」となることがありました。
個人的な苦労談はこのくらいですが、まあでも確かにズル剥けの方が、衛生的にも良いし、行為の際とかでも堂々と見せられるという点はありますね。
私の場合、ある程度の状態になったら、"さっ"と自らで残った皮を剥いた状態にしてから行為を行なっていたので、そういった若干の気遣いをする必要もなくなるかもしれません。
何故手術を受けたのか
そんな私が何故包茎手術に興味を持ち、実際に高いお金を払ってまで手術を受けたのか。
その大きな理由の一つは、本気で自分磨きを始めた為です。
包茎手術が「自分磨き」に繋がるのかは人それぞれ意見があるかと思いますが、より自身が付くという意味では、一つの方法ではあるのかと思います。
普段お見せすることのない部分ですが、そういった部分こそ、自信の有無となって感じ取られやすいのかなと感じます(勝負パンツを履いていく、といった感じに近いのかな、と)。
まずはカウンセリングを
私は思い立ったら行動するタイプの人間なので、今回も早速カウンセリングへ行きました。
ちなみに私がお世話になったのはココ↓
予約はネットで行い、すぐに日程確定のメールが届きました。
その間の1週間考え、一応自分なりにネット等で調べた末、当日のカウンセリングで納得できるようであれば、早速施術を受けようと考えていました(医院によっては当日施術可能)。
当日、カウンセリングに出向くと、優しそうなお兄さんがカウンター越しに名前と予約を確認してくれ、体温を測ったのちカウンセリング室へ。
ちなみに、医院は「上野クリニック」と表記はされておらず、建物には「ウエノスキンサポートクリニック」と表記されていました。
お兄さんは所謂”癒し系”のジャニーズ風で、嵐の相葉くんみたいな方でした、36歳と言うこともあり親近感半端なかったです。
笑顔が素敵で、優しく安心感たっぷりの雰囲気を纏った彼の説明を聞いていると、とても安心感が出てきました。
説明の内容は大まかに「ムスコの構造→包茎とは何か→手術の詳細→お値段→アフターケア」といった流れで約1時間弱しっかりと聞きました。
正直30年間生きてきても知らないことが沢山あり、そういった意味でも非常に興味深い内容でした。
30万円は下らない
やはり気になるのは費用とアフターケアですよね。
まずは費用など手術にあたっての事前情報について。
ココがポイント
1. 最低でも30万円以上はかかる
2. 費用はオプションやムスコの状態で100万クラスになることもあり、診断しないと判断できない
3. 状況次第では当日施術可能、施術時間は約40分ほど
4. 施術後4週間はオナニー、性行為共に基本的にはNG
費用については一概には言えないのですが上記の通り30万円は下らないと見て良いかと思います。
これを高いと見るか安いと見るかはあなた次第です。
私の場合の費用形態はざっくり以下の通りです。
私の費用明細
1. 包茎手術(これは絶対に必要):約8万円
2. 美容形成術(任意だが基本的には必要):約40万円→約25万円
3. 裏スジ接合術(任意):約5万円→0円
4. 焼灼術(任意):約5.5万円
消費税込みで約38.5万円でした。
ちなみに、これは交渉の末安くなってこの価格です、元々の費用は50万円強(ちなみに最初のオプションには"3"は含まず)でしたから約15万程安くなって(+5万円の無料オプション)この値段。
当日の交渉で20万安くなるて、、、どんだけ、ぼったくってんねん!
と言いたくなりますが、まあ設備などの減価償却等もあると思うのできっと必要経費なんでしょう。。。
ココに注意
費用については必ず交渉すること
絶対に交渉しましょう。
交渉が苦手な人は、まずはカウンセリングを受けて費用確認した後、「一度検討してから出直します」とでも言ってはぐらかしましょう。
私のように数万から数十万程度安くなることはザラのようです。
さて費用内容についてですが、上記以外にもオプションは色々とあるのですが、基本的には"1"と"2"だけで良いかと思います。
"1"は単純に「皮の切除と縫合費用」です、つまり皆さんが想像する包茎手術費用ですね、これ自体はそれ程高くありません。
ちなみに、私はナイロン糸での縫合でしたので、施術2週間後に抜糸の為に再度通院が必要です。
2.5万円ほど余分に払えば皮膚に溶けるタイプの糸もあるようなので、再通院の時間がない、イヤだ、と言うかたはこちらでも良いかもしれません、テクノロジーですね。
私は単純に、自分のムスコの近くに糸が溶けていくと言うイメージが気持ち悪かったので、そちらは選択しませんでした。
問題は"2"です、こりゃなんぞやと。
簡単に言うと「キレイな仕上がりにする為の費用」となります、それで言うと"3"も当てはまりますが。
私の場合は、
(1) 鬼頭直下デザイン縫合術
*勃起時の長さに合わせて包皮を切除し鬼頭のすぐ下に傷を作ることで、平常時に目立たないようにする。
(2)陰茎皮下組織剥離術
*包皮や陰茎皮膚に残る皮下組織の厚さを調整する事で、術後包皮に不自然な膨らみが正日頃を抑える。
(3)包皮小帯形成術
*包皮小帯に腫れや創部離開による醜形が残りにくいようにする。
の3つを実施、これらを合わせて美容形成術となっています。
これらを纏めると、、、通常時も勃起時も自然な状態に見えるようにする為の施術となります。
"3"の裏スジ接合というのは、鬼頭部分の裏スジと切断部の裏スジの位置が合うようにする施術です。
よく見ると陰茎部の裏スジは真っ直ぐではなく、薄っすら曲線を描いているかと思います(そういう方が多い)。
その場合、包皮を切除すると鬼頭部の裏スジと位置がずれてしまう為、それを合わせる施術となります。
最後に"4"の焼灼術はつまりのところ「イボ切除」です、これは包茎手術とは完全に別物ですね。
お恥ずかしい話ですが、私の場合、ムスコの裏側の部分に薄っすらとイボちゃんが3、4個あったので、それについては確かに少しコンプレックスでした。
これは医学的に言えば悪性のものではなく、いわゆる「ニキビ」のようなもので、脂肪の固まりなので切除しなくても問題はないのですが、折角の機会ということでオプションに追加しました。
実際、包茎手術を受けないとした際でも、これはやってもらおうと思っていましたので。
そんなこんなで軽く40万円弱ですね。
海外駐在でお金貯めたからOKOK!!
、、、じゃないけど、必要経費として我慢します。
ちなみに、鬼頭を大きくする為ヒアルロン酸の注入をススメられることがありますが(カウンセリングでは術後の治りを良くする為と説明を受けました)、こちらは避けた方が賢明かと思います。
色々と調べてみると、このオプションにより鬼頭に問題が発生し、一部切除などといったことが稀にあるようです。
想像しただけでも恐ろしい、、、。
しかも、その原因は未だはっきりとは解明されておらず、、、のようなので、相当悩んでいる方以外は、どれだけススメられても勇気を持って断りましょう。
40分間の恐怖、、、
さて、カウンセリングを終えて、交渉の末値引きしてもらい、最終的に施術合意となると、契約書の取り交わしです。
その前にムスコにテープのようなものを巻いて、仮の麻酔をかけます(本麻酔を打つ為のもので皮膚から吸収するタイプの麻酔のようです)。
契約書を書き終えた頃、麻酔が完了しそのまま施術室へ。
下半身丸出しのまま施術台に仰向けになり、そして顔にはタオル?のようなものを被せられ本麻酔を打たれます。
仮麻酔を打ったとしても、本麻酔はそれなりに痛いです。
さあ、ここから施術のスタートになりますが、勿論施術中は何が起こっているのか知る由もありません。
そしてこの40分間の施術が地獄でした、、、。
「施術中にみんなよく寝ちゃいますよー」とか言われたものの、、、私は全く寝ることができず、それよか緊張しきりで施術終了後は汗だくで心身共にヘロヘロでした、、、。
そんなこともあり、包帯を巻かれた施術後のムスコを見た際も、その時何を感じたのか疲労困憊で全く覚えていません。
ただ、麻酔を打っていることもあり、痛みは本当に一切ありません。
その後、外でタバコを吸って正常な精神状態を保とうとしたのですが、ずーっと心臓がばくばく言ってたのは覚えてます、場所が場所だけに、やはりかなり心配になりました。
アフターケアは?
施術後の流れ
1. 施術後24時間間はシャワー不可(傷口を濡らさなければOK)
2. 2日目から5日目までは入浴不可、包帯は1回/日交換、シャワー後は傷口に軟膏を塗布
3. 3週間後に抜糸
4. 4週間後にやっと性行為・オナニー解禁
注意事項
1. 大量に出血などが発生した際は術後ダイヤルへ
2. 包帯を巻いている期間は鬼頭部が鬱血状態(紫色)になるが、包帯を取ってから徐々に元に戻る為、問題なし
3. 陰茎部分がボール状に腫れ上がり、包皮が黒っぽく変色している場合、皮下血腫を起こしている可能性がある為、至急術後ダイヤルへ
4. 性行為・オナニーは原則、術後4週間後から
私も包帯を巻いている期間は鬼頭の色や状態を見て心配になり、術後ダイヤルへ確認を取りました。
術後ダイヤルは24時間受け付けているので、その点は患者としては嬉しい限りですね。
2週間くらい経過すると、だいぶ通常通りの状態に戻ります。
ここでやっとホッとしてくるのですが、その後更に2週間は性行為・オナニーができませんので、その点は少し辛い点かと思います。
最後に感想
手術後時間が経ち、今では充実したオナニー・SEXライフを送っていますが、正直な感想を述べると、軽度な仮性包茎の方は金額に見合った満足感は得られない可能性が高いのではないか、と感じています。
個人的には、手術前後で身体的・精神的に以下の変化点がありました。
手術前後での変化点
1. 皮に毛が挟まることがなくなった
2. オナニー、性行為時の感度が若干鈍くなった
3. 行為時に堂々とムスコを見せることができるようになった(こそこそと皮を剥く必要がない)
"2"については手術前の説明で聞かされていましたが、手術後にムスコの感度が変わりました。
これは、手術前は皮に覆われていた部分が、手術後では常に露出している状態となることで外部からの刺激に"慣れる"ことにより、行為時の刺激に対する我慢が効くようになったことが要因のようです。
"3"は人によるかと思いますが、手術前に重度の包茎だった方からすると、かなり大きな変化点なのかと思われます(手術を受ける多くの方は、この精神的な変化点が、費用に見合うかどうかの問題かと思います)。
上には書いていませんが、衛生面については明らかに手術後の方がベターなわけですが、諸々調べるとこちらは歳を取ってきてからの方が効果を感じるようです。
(多くは"仮性包茎"の方などが、歳を取って行為自体が減り皮を剥く機会が減った場合に、皮が被っている状態が長くなる為、というのが理由のようです)
40万円が高いか安いかは人によて異なりますが、一般の方にとっては決して安い金額ではないと思いますので、当方記事やネット状の記事を参考にしていただき、よくよく検討された上でカウンセリングを受けていただくのが良いかと思います。
包茎で悩まれている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。