節約・家計

海外駐在で資産を形成する【アッパーマス、準富裕層までの道のり】

大学院を卒業した時には450万円の奨学金という借金がありましたが、30歳前後から本格的に貯金を始め4年間でアッパーマス層まで到達できました。

*その後準富裕層へ到達。

その間、投資や副業はしておらず、サラリーマンとしてのお給料だけが収入源でした。

「準富裕層への道はバランスシートと家計簿と予算から」でも述べましたが、資産を増やしたいのであれば、資産を管理することが第一歩です。

今回はアッパーマス層及び準富裕層までに到達に至った道のりを述べたいと思います。

こんな方におすすめ

  • 30代でアッパーマス層になりたい方
  • 30代で準富裕層になりたい方

米山のスペック

  • シングルインカム
  • 東証1部上場企業(平均年収800万円以下)
  • 非管理職

 

資産を増やす方法

資産の増減額というのは、4つの因子から構成されており以下の式に従います。

資産増減額 = 収入支出 + 金融資産 x 資産利回り

  1. 労働などによる収入
  2. 生活費などの支出
  3. 投資などにまわす金融資産
  4. 金融資産の運用利回り

例として、以下の条件で計算してみます。

  • 年間に500万円の収入
  • 年間に300万円の支出
  • 金融資産は1000万円
  • 10%の年間利回り

500万円 - 300万円 + 1000万円 x 10% = 300万円

となり、年間で300万円の資産が増加することになります。

 

私の場合は、アッパーマス層に到達するまでは投資をしておらず、また準富裕層に達するまでも投資による資産増加額は軽微だったので、労働による収入と支出の削減のみで資産を築いてきました。

労働収入を最大化する方法

私が考える労働収入を最大化する方法は大きく5つあります。

シングルインカムとダブルインカム(夫婦共働き)で達成する方法に大きく分けられ、私の場合は下図の赤枠で囲った「上場企業での海外駐在」に該当します。

私の勤めている企業は、企業の平均年収は800万円未満ですが、海外駐在員になると手取で1000万円近く頂けます(手当込み)ので、大幅に収入を増やすことができます

ポイント


シングルインカム

  • 超高給の企業
  • 上場企業での海外赴任
  • 副業による収入増加

ダブルインカム

  • 公務員夫婦
  • 正社員夫婦

 

ちなみに、労働収入を増やす方法で一番確実で手取り早いのは、ダブルインカムになることです。

「ライフシフト」の中でも言及されていますが、これから長い人生を歩む上では、パートナー同士でリスクを分散できますし学び直しの時間も確保できます。

より自由度の高い人生設計が望めることからも、パートナー同士で頑張る方が理にかなっています。

 

支出を最小化する方法

支出を最小化にするステップは以下の通りになります。

step
1
家計簿をつける

何にどれだけお金を使っているのか現状を把握することが目的です。

支出の中身がわかることで、お金がたまらない原因が見えてくるからです。

私の場合は、夫婦で徹底的に確認することを一番大事にしていましたので、買い物のレシートを全てとっておき、1セント単位で記録していきました。

step
2
固定費と変動費に分類する

より詳しく原因分析する為に、支出の経路を固定費と変動費に大きく分類します。

私の場合は、以下のように項目毎に記録し、「何にいくら使用しているか」を完全に把握しました。

家計簿の分類の仕方

固定費

  • 家賃
  • 定期代
  • 携帯代
  • インターネット代

変動費

  • 食事代
  • 車代
  • 光熱費
  • 娯楽費

 

step
3
削減する項目を決め実行に移す

各項目の金額をじっくりと確認してくと、無駄な支出がたくさん見つかります。

私の場合は、家賃が高過ぎると感じたり、インターネットや携帯ももっと安いプランないかな?などと削減できそうな項目が次々に見つかりました。

*個人的には「固定費の見直し→変動費の見直し」の順番で行うことがオススメです。

 

 

step
4
家計簿をつけ効果を確認する

家計簿をつけ続けることで、自己管理にもつながりますし、更なる改善点も見つかります。

ある程度の改善が完了したところで、私は家計簿アプリに移行し、家計簿を作るのに時間を減らすようにしました。

あとは、大きく変動が無いかをモニターしていくだけです。

 

倹約を継続するコツ

倹約は非常に大事だと頭で分かっても、中々実行に移すことができません。

偉そうに講釈を垂れている私も実は28歳まで純資産額はマイナスでした。

結果論的な部分もありますが、個人的には以下のような経験があったからこそ倹約生活を継続できていると考えています。

 

1. 20代に無駄な浪費を経験する

学生の時は極貧生活を送っていましたので、社会人になった当初は散財ばかりしていました。

車のローンやクレカの支払いで毎月ヒィヒィ言っており、社会人2年目になっても貯金は1万円くらいしかありませんでした。

とは言え、海外旅行の時にビジネスクラスを使えるわけでも、高級クラブで遊べるわけでもありません。

サラリーマンが享受できる贅沢というのはたかが知れていると感じた時に、お金を使うことに興味が薄れていくはずです。

2. 倹約家の配偶者を見つける

浪費家の方が倹約できるようになるには、倹約家の配偶者を見つけることが一番効果的だと思います。

「隣の億万長者」でも言及されていますが、資産のある人は以下3つの問いに「はい」と答える可能性が高いとされています。

  1. あなたの両親は倹約家でしたか?
  2. あなた自身は倹約家ですか?
  3. あなたの妻はあなたより倹約家ですか?

私の妻は非常に倹約家でして、付き合っている時から無駄使いをしているところを一度も見たことありません。

デート中もスタバとかにはほとんど行かず、モールの給水機で水分補給をしていたくらいです。

給料や資産状況は全て妻に共有しており、既に3000万円以上貯金(現在は5000万円以上の資産)があることは知っていますが、金銭感覚は昔から変わらないままです。

3. マイルストーンを意識する

アッパーマス層に到達するまで、私が感じた重要なマイルストーンが3つありました。

ある程度貯金が増えてくると、どうしても欲しくなるものが出てきます。

その壁を乗り越えることによってアッパーマス層への道が切り開けると思います。

3つのマイルストーン

  1. 100万円まで: 衝動的な所有欲
  2. 300万円まで: 車の所有欲
  3. 1000万円まで: マイホームの所有欲

 

100万円を貯めるまで

100万円を貯める時に気をつけないといけなかったのは、時計や服など日常生活で手が出てしまいそうになる物を買わなくすることです。

貯金がほとんど無かった時は、

「10万円も20万円もどうせ一緒だから使ってしまおう」

と、お給料が入っても、すぐにお金を使ってしまいました。

そんな私でも100万円を貯めるのに一番効果的だった方法は、財形貯蓄を活用することです。

給料から天引きすることで強制的に貯金し、余ったお金でやりくりするようにしたところ、すぐに貯まるようになりました。

 

300万円を貯めるまで

300万円を貯める際には、車に対する見栄を捨てなければなりません

28歳の時、財形貯蓄を活用してようやく200万円ほど貯まった時に、約400万円もする新車のSUVが欲しくて、全て頭金に投入して購入しました。

妻の制止を振り切って、勝手に買ってしましたので、今でもチクチクと言われることがあります。

大きい車の方が税金は高いですし、燃費も良くないので維持費は高くつきます。

そして新車のありがたみも、半年もすれば忘れてしまいましたので、無駄な買い物だったと激しく後悔しています。

 

 

1000万円を貯めるまで

30歳を過ぎると、同級生でもちょくちょくマイホームを買う人が出てきます。

海外駐在パワーで何とか1000万円近くの貯金ができた時に、どうしても頭にチラついてしまいました。

ただ一度マイホームを購入してしまいますと、多額の頭金とローンの返済で、もう一度お金を貯めるのが難しくなります。

子供が大きくなるとお金はどんどんかかりますし、ローンを完済する頃には、子供は巣立ち家の資産価値は大きく減っています。

夫婦でしっかりと将来について話し合った結果、私は買わないという決断をしました。

 

以上です。

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米山ゆたか

30代前半でアッパーマス層達成し、30代半ばで準富裕層達成。 旧帝大院卒のメーカー開発マン。

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