会社員になって10年が経ち、良いことも嫌なことも色々経験してきました。
社会人になったばかりの頃は、うまく立ち回れないことも度々あり苦労してきましたが、時間がたつとある程度俯瞰して振り返ることができます。
本記事の表題は「楽しむ方法」とありますが、「辛い時の解決策」と捉えて頂いても良いかもしれません。
この10年間で経験した事を基に以下紹介する方法は、実際に取り入れてみたら結果として物事が好転していくことが多かったので、個人的にはオススメです。
こんな方におすすめ
- サラリーマン生活をエンジョイしたい方
- サラリーマン生活が辛いけど、好転させたい方
米山について
- 30代半ばの非管理職
- アメリカ駐在中
- 一部上場企業勤務
上司の言うことは話半分
上司の言うことなんて、全てを聞く必要はありません。
全く言うことを聞かないと言う意味ではなく、一から十まで従う必要は無いと言う意味です。
あるいは、「重要なポイントだけしっかり守っておくこと」とも言い換えることができると思います。
私がこのように考える理由は大きく2つあります。
1. そもそも上司も全て従うことなんて期待していない
私自身の経験上、上司が100%正しいなんてことはなく、思いつきで言っているだけってことも多々あります。
朝夕暮改なんてことはしばしばありますし、指示通りにやったのに報告しにいったら自身でも覚えていないってことは何度もあります。
(通常)上司は、よりレベルの高い業務に取り組んでおり、大人数を管理している為枝葉末節までにまで目が届かないんてことは当たり前ですので、文句を言っても仕方ありません。
そもそも基本的にプロジェクトのオーナーシップは自分にありますので、本当に重要なことは自分が一番わかっているはずです。
ですが、担当者として仕事に集中してしまいますと、
- 第三者的な目線
- 全体的な目線
- あるいは、詳細な部分の詰め
などが抜けてしまうことがあります。
そこを補完してくれるのが上司の役割でもありますので、「あーそういう考え方もあるのね」くらいで受け止めれば良いと思います。
2. 真面目に全部やったらしんどいから
上記もしましたが、経験的に一から十まで上司の言うことに従っても、労力の割に得られる成果は大きくありません。
更に私の価値基準は、「7割できたら上出来」ですので、100点満点なんてはなから目指していませんし。
例えば10個アドバイスを頂いたら、自分の頭で整理して、優先順位をつけて、上位2~3個のアドバイスにはしっかりと従い、残りは適当で良いんです。
パレートの法則ではありませんが、肝の部分させ押さえていれば8割方は大丈夫です。
仕事を仕上げる時に、細かい部分を言い出したらキリがありませんし、完成度を上げるために労力を注い続けるのは生産的ではありません。
ただし、本当に出世したい人には全くオススメしません。
なぜなら、大企業で出世する一番の方法は上司と仲良くなることですので、上司の言うことは二つ返事で全部言うこと聞く方が出世は早くなります。
同僚や上司とはプライベートでも楽しむ
私自身は入社してから、年齢や部署など問わず色んな人と仲良くさせて頂いていました。
仕事の為、というよりタバコ部屋で雑談していた時に、今度飲みにいきますか!くらいの感じで輪が広がっていきました。
一緒にスノボーやバーベキューなど、仕事以外の面で素を出せるようになると、本当に仕事がやりやすくなります。
私自身が経験したところで言うと、
- 部署異動した際に、顔見知りがいるのでコミュニケーションが楽になったり、
- 他部署の協力が必要な時、コネクションを探しやすくなったり、
- 仕事の相談をした時も多面的なアドバイスを貰えてたり、
- オープンに意見を言い合えるようになる
など、仕事がとてもやり易くなりました。
会社員として働く限りは、一人で成果を残すことなんてほとんど不可能であり、誰かしらの協力が必要になります。
自分だけの力だけで解決できることなんてたかが知れていますし、これまで私がある程度仕事の成果を残せてこれたのも、間違いなく周りの人との関係性が大きいです。
何よりもプライベートでも仲良くさせてもらっている人と、一緒に仕事するのはめっちゃ楽しいです。
プライベートでお付き合いする人の注意点としては、できるだけ色んな人と一緒に過ごすように気をつけています
- 仕事熱心な人やそうでない人
- 外交的な人や内向的な人
- 開発職や全く異なる部門の方
- 同世代や同世代以外の方、
- 日本人以外の方
などなど。
色んな考えに触れることで、自身と異なる考えを持つ人に出会った時に相手を慮れるようになりますので、これからの時代にはより大事なことになると考えています。
仕事を好きになる
もう少し詳しく言うと、仕事に対して主体的に興味を持つようになった結果、仕事を好きになる、と言うことです。
基本的に私達サラリーマンが行う仕事のほとんどは、周りの人から見れば楽しくないことがほとんどです。
「開発の仕事は楽しそう、言われることがありますが、ずっと楽しいことばかりではありません。
- 材料の法規制に問題ないかを調べたり、
- 特許を読み込んで技術侵害が無さそうか確認したり、
- お客さんへの資料を準備したり、
地道な作業がほとんで、感覚的には8~9割くらいは、意識しなければ面白くない仕事ばかりです。
じゃあ、自分の興味のある分野だけを仕事にできるかと言われると、それはそれで非常に実現するのが難しいと思います。
なぜなら、そんなに都合よく周りサポートしてくれる人なんて見つからないですし、お給料に見合うアウトプットを出せる人なんてまず存在しないでしょう。
となれば、自分の考え方を変えて、好きじゃない仕事を好きになる努力をする方が圧倒的に得です。
好きになる為の第一歩は、自身の仕事についてめっちゃ詳しくなることです。
私の経験上、仕事が面白くないと感じるのは、その仕事を自分が理解できていないからです。
わからないから面白くない、できないから面白くないっていうのは学生の時の勉強と同じです。
つまり詳しく中身を知らずして、そもそも自身の仕事が好きかどうかなんて判断できません。
もし、仮に詳しく勉強して仕事が好きになれなかったとしても、それは決して損にはなりません。
一つ自分の専門と言える分野ができますし、そこから自分の好き嫌いの基準の一つを作り出すことができます。
以上です。