こんにちは。
私自身も2020年1月のコロナショック直前から投資を始めたこともあり、これまで色々なETFを調べてきました。
その中で、似たような製品があったり、製品毎の違いがわからないかったりして、とても戸惑ったのを覚えています。
今回の記事では、自身の頭の整理も兼ねて資産運用会社ごとに商品をまとめました。
まだまだ一部しか調べきれていませんので、随時アップデートしてきたいと思います。
こんな方におすすめ
- 株ETFのまとめが知りたい方
- 債券ETFのまとめが知りたい方
- 貴金属ETFのまとめが知りたい方
運用会社の簡単まとめ
運用会社のまとめ
- バンガード: ジョンボーグルが創設した世界最大の投資運用会社。
- ブラックロック: ラリーフィンクスが創設した投資運用会社。"iシェアーズ"ブランドが有名。
- ステートストリート: 世界最大の投資運用会社の一つ。"SPDR(スパイダー)"ブランドが有名。
- チャールズシュワブ: 株式売買手数の無料化を実践。私はここで口座を開設しました。
- アバディーン: 英国で最大の投資会社。貴金属ETFの費用が安い。
- グラナイトシェアーズ: 2020年8月時点で保有している商品は5つのみ。
バンガードとブラックロック、ステートストリートの三巨人は世界最大の資産運用会社で、合計すると1000兆円くらいの金額を運用しています。
日本ではあまり馴染みがありませんが、チャールズシュワブは2019年に株式売買手数料の無料化を行い話題となりました。
販売れている製品も、手数料が安いものもあったり、高配当株のSCHDなどは他のETFと比較して高いシャープレシオを示しています。
アバディーンは欧州の方が名が知れ渡っています。他の資産運用会社と比較して、貴金属ETFの費用が安いことが特徴だと思います。
グラナイトシェアーズは、上記の資産会社と比較して規模は大きくありません。
ビットコインETFの申請をして少し耳にされた方がいらっしゃるかもしれません(却下されましたが)。
株ETF
株ETFに関しては、バンガードとブラックロック、ステートストリート、チャールズシュワブの4社で比較しました。
また、有名どころのETFばかりですが、大きく以下7つのカテゴリー別に、資産運用会社ごとにETFの製品を一覧表にまとめました。
カテゴリー
米国: S&P500、米国市場、ラッセル2000、高配当株、成長株
米国外: 先進国株、新興国
それぞれのカテゴリーについて簡単に説明していきたいと思います。
それぞれのカテゴリーについて
- S&P500: S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出している株価指数。
- 米国市場: 米国株式市場のほぼ全体に相当する、3700銘柄へ投資。
- ラッセル2000: アメリカの小型株インデックス。
- 高配当株: 配当金が高い銘柄。
- 成長株: IT関連銘柄など、業績も株価も高く、更なる成長が見込まれる銘柄
- 先進国: 経済的にも工業的にも発展している国。日本やイギリス、ドイツなど。
- 新興国: 経済、工業、政治などの面から急速に発展している国。中国やインドなど。
カテゴリー | バンガード | ブラックロック | ステート ストリート | チャールズ シュワブ |
---|---|---|---|---|
S&P500 | VOO | IVV | SPY, SPLG | --- |
米国市場 | VTI | ITOT | --- | SCHB |
ラッセル2000 | VTWO | IWM | --- | SCHA |
米国高配当 | VYM | HDV | SPYD | SCHD |
成長株 | VGT、VOOG | --- | --- | --- |
先進国株 | VEA | IDEV | --- | SCHF |
新興国株 | VWO | IEMG | --- | SCHE |
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上の表に、まとめきれなかった銘柄に関する記事は、以下からお読み頂けます。
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債券ETF
債券ETFも、バンガードとブラックロック、ステートストリート、チャールズシュワブの4社で比較しました。
債券ETFは大きく、米国と米国外の国債と総合債券についてまとめました。
カテゴリー
米国: 長期債、中期債、短期債、総合債券
米国外: 総合債券
それぞれのカテゴリーについて簡単に説明していきたいと思います。
それぞれのカテゴリーについて
- 長期債: 償還期間が10~25年くらいの債券。
- 中期債: 償還期間が5~10年くらいの債券。
- 短期債: 償還期間が1~3年くらいの債券。
- 総合債券: 安全性の比較的高い投資適格債券全体。国債や社債、地方債などを含んでいます。
上記はバンガードの債券説明を基に分類しています。
大和証券では以下のように分類されていますので、ご参考まで。
国債の分類のひとつで、償還期間が10年超の国債のこと。
償還期間が1年以下の国債を短期国債、1年超5年以下の国債を中期国債、5年超10年以下の国債を長期国債と呼びます。
カテゴリー | バンガード | ブラックロック | ステート ストリート | チャールズ シュワブ |
---|---|---|---|---|
米国長期国債 | VGLT | TLT | SPTL | SCHQ |
米国中期国債 | VGIT | IEI | SPTI | SCHR |
米国短期国債 | VGSH | SHY | SPTS | SCHO |
米国総合債券 | BND | AGG | --- | SCHZ |
海外総合債券 | BNDX | IAGG | --- | --- |
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あわせて読みたい
貴金属ETF
貴金属ETFに関しては、ブラックロックとステートストリート、アバディーン、グラナイトシェアーズの4社で比較しました。
金と銀、プラチナ、パラジウムの4つの金属について紹介しています。
カテゴリー | ブラックロック | ステートストリート | アバディーン | グラナイトシェアーズ |
---|---|---|---|---|
金 | IAU | GLD | SGOL | BAR |
銀 | SLV | --- | SIVR | --- |
プラチナ | --- | --- | PPLT | PLTM |
パラジウム | --- | --- | PALL | --- |
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それぞれのカテゴリーについて簡単に説明していきたいと思います。
それぞれのカテゴリーについて
- 金: 古代から装飾品として使用され、最も価値があるとされていた金属。
- 銀: 金と同様に装飾品として昔から使用されてきた。食器や工業用途でも使用。
- プラチナ: 金や銀と同様に装飾品としての使用が多い。自動車用触媒など工業用に広く使用。
- パラジウム: 自動車の触媒用途に大半が使用。宝飾用途はごくわずか。
コロナショック後、特に金と銀は大幅に価格が上昇しています。
マネタリーベースの増加とゼロ金利など、現金保有に対するリスク懸念が背景にあると思われます。
レイダリオのオールウェザーポートフォリオでも、金やコモディティやインフレ時のリスクヘッジとして進められています。
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以上です。