仕事・キャリア

駐在員生活で学んだ絶対に伝わる英語【英語初心者向け】

こんにちは。

アメリカに駐在して、3年が経ちました。

日本企業とはいえ、普段の仕事は英語で行う為、少しずつ英語力は向上してきました。

TOEICで900点以上は取れましたが、日常会話が理解できないことはしょっちゅうですし、映画も字幕なしじゃ理解できません。

現地採用の方たちと比較すると、私の英語レベルはまだまだ低いと言わざるを得ません。

それでも、開発ミーティングでプレゼンをしたり、お客さんと電話会議で交渉したりしなければなりません。

そこで本日は、英語力が低くても相手に伝わる方法を紹介したいと思います。

こんな方におすすめ

  • 英語初級者〜中級者くらいの方
  • 英語を仕事で使う必要がある方

 

気をつけるべきポイントは以下5つです。

ポイント

  1. 英語の完璧さを求めない
  2. 曖昧さを残さない
  3. ロジックの構成はしっかりと準備する
  4. 伝える順番を意識する
  5. 理解し合えているか確認する

 

英語の完璧さを求めない

文法と時制、発音が完璧じゃなくても伝わる。

私も良くやってしまったのが、時制を間違えたり、文法を間違えたりする時に何度も言い直してしまうことです。

例えば、「毎年スノボーしに行くよ」って話をする時に、

「I went 、いや、(毎年行くから)、I go to snowboard、あ、(ing形にしないと)、I go snowboarding!」

みたいに、たった3語で終わる文をダラダラ言い直してしまうのは、もやは会話ではありません。

私は会社の人に

「わかるから、いちいち言い直さなくて良いよ!」

ってはっきり言われてしまいました。

あと、難しい発音の単語を使った時に、向こうの反応が無いと、何度もその単語を繰り返すことありませんか?

私はありました。

伝わってるか伝わってないか判断できず、3回くらい同じ単語を繰り返した後に言われたのが、

「わかってるから、そのあとの言葉を待ってるの!」

って言われました。。。

 

難しい単語は使わない

上記しましたように、あえてトラブルを招くような単語を使う必要はありません

そもそも単語力とかも、かなり個人差があり、単語そのものを知らなかったりすることも多々あります。

開発の専門的な話をしている時に、新入社員のメンバーに、「Jargon(専門用語と言う意味)」と言う言葉を使った時もピンと来ていませんでした。

Technical termとか、平易な言葉を使うことで余計なやり取りをしなくて良くなります。

*仕事以外の時には、あえて難しい単語を聞いてみて、どう言う場面で使う?とかはよく聞いたりします。

 

ゆっくりと話す

英語っぽく話そうとするあまり、変に早く喋ろうとして、何言ってるかよくわからんって状態になることがしばしばあります。

特に中級者くらいの方に多いような気がします。

本当に発音が上手な方や、普段からずっと会話しているような間柄であれば、聞き手が内容を補完して理解してくれます。

しかしながら、初めてお会いするお客さんが相手だと、間違い無くミスコミュニケーションの原因になります。

 

曖昧さを残さない

5W1Hはクリアにする

日本語という言語や文化の特徴として、

ポイント

  • 主語を省く。
  • こそあど言葉を多用する。
  • 行間を読む、読んでもらうことを期待する。
  • 1を言えば10理解してもらう文化。

のように、移民の国のアメリカとは大きく文化が異なります。

「そんなん言わんでも、わかるやん」

ということまで伝えないと理解してもらえません。

5W1Hをクリアにするだけで、情報伝達ミスは大幅に減らすことができます。

 

言葉の定義をクリアにする

研究開発特有なところもあるかもしれませんが、

「Good/Bad」や「Large/Small」など、はっきりとしない言葉は誤解を招くことが多いので使わないようにしています。

使う場合には、必ず定量化できる判断基準を設けるようにしています。

私はまだ、部下の評価をするような立場ではありませんが、

上層部からも、KPIの定量化をきっちりしておかないと、評価会議の時にモメるという話は良く聞きます。

 

ロジックの構成をしっかりする

ネイティブでも文法や発音が完璧でも、何を言っているかわからない人がたくさんいます。

(日本人が日本語を話してても、何が言いたいの?って人いますよね。。。)

 

多くの場合は、話の繋がりが途中でなくなったり、話の前提が抜けていたりするからです。

もちろん完璧に準備出来る人なんてそうそういませんが、日本語であれば、補足しながら話したりできますので、質問や対話を重ねることで、理解を深めることができます。

一方で、英語中級者レベルになると、アドリブ的な質問が出てきたり、話が脱線したりすると、中々メインストリームに戻すのが難しかったりします。

少なくとも私はそうでした。

できる限り話のロジックをしっかり準備しておくで、軸がブレない話ができると思います。

伝える順番を意識する

主題⇨結論⇨理由⇨根拠

最近は日本語でもそうかもしれませんが、結論を最初の方に持ってくる方が伝わりやすいと思います。

私の経験上、多くのアメリカ人の方は話の詳細を聞いていない(伝わっていない可能性もありますが)傾向があります。

話の流れやミーティングの時間などにもよると思いますが、一般的には理由や根拠の説明に一番時間を取られます。

そうなると、根拠にたどりづく前に、

「あれ、これ何の話だっけ?」

「この日本人の英語下手だし、よくわかんねぇな。」

「まぁ、いっか」

ってことになります。

そうなると、結論ありきで話をした方が、話の流れが見えやすいので最後まで注目して聞いてくれます。

 

伝えたいことは最初と最後に2回言う

打ち合わせでもプレゼンでも、何らかのゴールがあるはずです。

「〇〇という課題について、アドバイスが欲しい」

「特性が〇〇%向上したので、市場価値を調べて欲しい」

など、一番伝えたいメッセージが何であるのかを明確にすることで、聞く側の理解度も高まります。

最初の方は、喋った内容の3割程度しか理解してもらえないつもりで、丁度いいくらいだと思います。

となれば、最重要項目だけ理解して貰えるか、わかるまで喋り続けるかの選択肢しかありません。

多くの人は話の詳細を聞いていませんので、最初と最後に一番伝えたいことを言うようにしています。

 

理解し合えているかお互い確認する

最後にもう一度、お互いの認識が正しいか確認することで、齟齬を大幅になくすことができます。

日本語でも同じですが、どんなに準備をしていても、勘違いや記憶違いは生じてしまいます。

特に電話会議など、相手の反応が見えない時などに多くおきてしまいます。

何度も確認している時に思い浮かぶことは、

「しつこいって思われないかな?」

ということだと思います。

それでも私の場合は、

「自分が非ネイティブであることを伝え、大事だから確認させて欲しい」

ということを伝えて、何度も聞くようにしています。

 

最後に、一番気をつけるようにしていることは証拠を残すことです。

議事録でもメールでもお互いの認識が合っているか確認し、言った言わないなんてことにならないように気をつけています。

 

まとめ

駐在員の中でも、英語が苦手でコミュニケーションそのものを放棄されてしまう方もいらっしゃいます。

そうなると、誰からも相手にされませんし、何よりご自身が苦しくなってきます。

伝える工夫をするだけで、大幅に改善することはできます。

英語でのコミュニケーションは非常に大変ですが、少しずつ伝わっていくのは何より楽しいものです。

私自身も日々勉強です。

 

以上です。

 

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米山ゆたか

30代前半でアッパーマス層達成し、30代半ばで準富裕層達成。 旧帝大院卒のメーカー開発マン。

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