節約・家計

クレジットカードの所有目的と資産形成

日本でもアメリカでも、「クレジットカードランキング」みたいなものが本当に流行っていますね。

私自身も日本に帰国後、クレジットカードを発行する際には大いに参考にさせて頂きました。

色々特典がありすぎて迷ってしまいますが、その中でも気になったのが「お得なクレカ」とか「クレカで満喫する」などという文言です。

当人からすると間違っていないと思うのですが、少し誤解を招く表現も多いため、本記事ではクレジットカードと資産形成の考え方について私見を述べたいと思います。

こんな方におすすめ

  • クレジットカードを発行しようとしている方

 

資産形成にクレジットカードは必要ない

私の基本的な考え方としては、一般的なサラリーマンが資産形成をする上でクレジットカードは必要ありません、というかむしろ敵だと思っています。

資産形成の第一歩は収入と支出の差を最大化することです。

収入を大きく増やすことは一般的には難しいですが、余計な支出を減らすことは誰でも取り組むことができ、資産を増やすには支出はできるだけ少ない方が好ましいからです。

支出の中には、クレジットカードで支払うものと、クレジットカード以外の現金などで支払うものに分類されます。

クレカで支払った支出の中で、ほんの1%程度の還元部分に対して議論をしている、というのが「お得なクレジットカードは何か?」という話です。

加えて厄介なのが、クレジットカードはお金を支払うことに対してインセンティブが働きます

  • 年間xx万円以上支払うことで、お得な特典がついてくる。
  • 3ヶ月以内にxx万円以上使うことで、yyポイントを付与します。

的なことです。

(本当はありもしないのですが)使えば使うほどお得になると勘違いしてしまうと、これではかえって無駄な支出が増えてしまいます。

要は、少ないリターンでお金を使うように仕向けられているものを、得だ損だというのは資産形成に上では極めて非効率だということです。

クレジットカードの所有目的

私が現在保有しているのは以下の3枚です。

  1. 楽天カード (Mastercard、年会費0円)
  2. 三井住友ナンバーレスゴールド(VISA、年会費5500円⇨0円)
  3. マリオットヴォンヴォイプレミアム (AMEX、年会費49,500円)

それぞれ説明したいと思います。

楽天カード

楽天カードは社会人になってすぐ発行したクレジットカードです。

すぐに発行できて、年会費無料で、還元率も1%とそこそこ効率が良いということが選定背景です。

  • 楽天市場
  • 楽天モバイル
  • 楽天トラベル

はちょくちょく使っていましたので、一つのサービスで完結していたのも理由の一つです。

今では証券口座や銀行なども含め、更に大きな経済圏となっており、楽天グループが存続する限りは無料クレジットカードの中では最もお得ではないでしょうか。

アメリカで発行したクレカを除いて、私は準富裕層を達成するまで有料のクレジットカードは保有したことがありません。

冒頭でも述べた通り資産形成をするに当たり無駄な支出が出ないような仕組み、すなわち不必要な年会費やお金を使いたくなるような物を保持しない、ということを意識していたからです。

三井住友ナンバーレスゴールド

三井住友ナンバーレスゴールドカードは、米国から日本に帰国してから発行しました。

200円につき1ポイント還元ですので、還元率は全然大したことありませんが、選定した理由は以下の通りです。

  • SBI証券で積立投資をしており、カード払いができる
  • 年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料
  • 年間100万円の利用で10,000ポイント還元
  • 何となくゴールドカードがかっこいい

私はこれまで家計簿をずっとつけてきましたので、年間100万円程度はクレジットカードで絶対に使用することは明らかでした。

日本帰国後は物入りということもあり、実際に半年ほどで100万円修行は完了しそうです。

となれば、年会費は永年無料とのことですので、不必要な年会費を支払う必要はありません。

ただし、このカードは100万円以上使用していくとどんどん還元率は悪くなっていきますので、これ以上メインカードで使用することはありません。

今後はSBI証券の積立専用のサブカードとして使用していく予定です。

マリオットヴォンヴォイアメックスプレミアム

資産形成をする上で、好ましくないであろうクレカを手に入れた理由は大きく以下3点の理由です。

  • 高額年会費のクレジットカードの恩恵はどんなものか実感してみたい。
  • 資産形成よりも、お金の使い方の方が最近は重要なため。
  • 最近出不精になったので、無理矢理にでもお金を使う機会を設けたい。

後悔するお金、後悔しないお金」でも述べましたが、経験できるときにしっかりお金を使って色んなことをしておいた方が良いと感じたから、というのが一番大きな理由です。

ずっと資産形成を行ってきたため、マインドコントロールのように無意識に金銭的な損得勘定で物事を判断する癖がついています。

今まで大好きだった旅行でも、最近では以下のような思考回路になってしまい、大いに反省したばかりでした。

 

温泉に行きたい

⇨スーパー銭湯が近くにある

⇨というか日本の家だったら湯船に浸かれる。

⇨バブを買いに行く。

 

というようなことを、これ以上繰り返さないために無理矢理作ってみたという訳です。

まずは数年試してみて、どれほどの恩恵があるのか見ていきたいと思います。

 

以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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米山ゆたか

30代前半でアッパーマス層達成し、30代半ばで準富裕層達成。 旧帝大院卒のメーカー開発マン。

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